<巻頭メッセージ>
『サスティナブルな教会として』
神山 茂紀 Shigenori Kamiyama
嘉手納アッセンブリー教会(沖縄県)
<INDEX>
- 伝道特集 WITHコロナ時代の国内伝道
久保田 顕 国内伝道部員 杉田キリスト教会(神奈川県)
- 私の聖書 第1回 私の信仰生涯を物語る聖書
杉浦 友信 相模原神召教会(神奈川県) - 女性特集
あふれ出て惜しみなく施す富
林 由佳 結城キリスト教会(茨城県)
- 新伝道所紹介
釜石開拓(釜石アメイジンググレイスセンター)
吉岡 敬蔵 (岩手県)
- 深まり、広がるペンテコステの恵み
❿ 聖霊と私
上原 時江 すわシオンキリスト教会(長野県)
- 特集 夏のキャンプレポ
各教区のキャンプポスターと参加者をまとめて…
- 教団の動き 29 総務局長 本田勝宏
- 中央聖書神学校(CBC)掲示板
-ろう者聖書学校卒業式
主任 郡 美矢
『サスティナブルな教会として』
神山 茂紀 Shigenori Kamiyama
嘉手納アッセンブリー教会(沖縄県)
皆さんはサスティナブルという言葉をご存知でしょうか?
sustain(持続する)と able(〜できる)の二つの単語を合わせ、「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味を持つそうです。コロナ禍(か)の困難な状況の中、サスティナブルな教会とは何かが改めて問われているのではないでしょうか。
私たちの教会では、コロナ以前よりYouTubeでのオンライン配信を導入していましたが、現在はそれに加え、教会学校もオンライン配信を始めました。そこでは教師たちがオリジナルキャラクターとして登場し、オンラインでも参加できるゲームなどを取り入れながら、子どもたちが安心して自宅でも楽しく神様を礼拝できるよう工夫しています。また、7月には「今できることを全力でやろう」と、十分な感染防止対策を講じながら、教会に集うイベントも実施しました。
サスティナブルな教会とは、いかなる時も福音宣教に励み続ける教会です。デジタルによる伝道はあくまでも手段に過ぎません。その働きを通し福音を届けることが真の目的です。さらに私たち自身の信仰がサスティナブルであり続けるために最も大切なことは、日々聖霊に満たされることです。弟子たちもいつも聖霊によって励まされて、大胆に御言葉を語り続けました。パウロは「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」(Ⅱテモテ4・2)と私たちを励ましています。
たとえコロナ禍にあっても、地道に御言葉を語り、宣教し続けることで人々の魂に主は働きかけてくださいます。8月末時点、沖縄県は世界最悪の感染状況となりましたが、この状況下でも新たに教会に導かれる魂が起こされています。求道中の方がオンライン洗礼講座の中で、「これまで暗闇の中、手探りで何かを求めてきましたが、この講座を通して神様を見出し、道が開かれました」とメールを送ってくださいました。そして9月には5名の方の洗礼式が行われました。
混沌(こんとん)としたこの時代の中だからこそ、福音こそが多くの人々の慰(なぐさ)めとなり希望の光となります。そのためにもあらゆる手段を用いて、サスティナブルな教会として御霊に満たされることによって、福音宣教の働きを前進させていただこうではありませんか。