<Pentecost 巻頭メッセージ>
「聖霊=宣教」
アレックス・ハンフリーズ Alex Humphreys
米国宣教師 宣教師団議長
<INDEX>
ペンテコステ特集「ペンテコステと再臨信仰」
三宅規之 中央聖書神学校長 めぐみ福音キリスト教会(東京都)
- 深まり広がる ペンテコステの恵み㉒
共にいてくださる聖霊さま 大津キリスト教会員(滋賀県) - 召天 天命を全うされた 中澤満子師
北野耕一 引退教師 - 母の日
忠実に仕える母 濵崎かおり 門真キリスト教会(大阪府)
母の好きなみ言葉・いつも喜べ 須崎キリスト教会員(高知県) - 聖書のそこが知りたい❺ 【復活と科学】
仁井田義政 溝の口キリスト教会(神奈川県)
- 私の聖書 第10回 長澤家の聖書
長澤牧人 熊本聖書教会(熊本県) - レポート CBC入学式
鈴木正和 中央聖書神学校 講師 / 単立 水場コミュニティチャーチ(東京都) - 中央聖書神学校(CBC)掲示板
- 召天 主に抱き寄せられた 渡部素子師
伊東 衛 福島中央キリスト教会(福島県) - 教団の動き㉔ 総務部長 天野弘昌
「聖霊=宣教」
アレックス・ハンフリーズ Alex Humphreys
米国宣教師 宣教師団議長
使徒の働き2章4、7~9節によると、五旬節(ごじゅんせつ)の日に集まった弟子たちが、聖霊に満たされ異言で賛美し始めた。ローマ帝国の隅々から礼拝するためにエルサレムに上ってきたユダヤ教徒は、自分が散らされた国の言葉を聞いてイエスを信じるようになった。
当然彼らは、自分の国へ帰って福音を伝えただろう。この一つの出来事によって、何百人いや何千人もの宣教師が送り出されたようなものである。こうして聖霊がくだった日に世界宣教が始まった。
使徒の働き2章38、39 節でペテロがその宣教の働きを開始したが、それが今日まで続いている。39節の「あなたがたの子どもたちに」という意味は、福音が全ての世代に与えられたことだと理解できる。さらに「遠くにいるすべての人々」とは、エルサレムから離れた国に住んでいる人という意味だけではなく、神への信仰から遠く離れている人、すなわち異邦人(いほうじん)を指すであろう。
宣教師というのは、故郷から遠い国に行くと同時に、神への信仰からも遠い人のところに行く務めだと思う。この日本から、宣教師がますます送り出されるようにと願っている。宣教師にならなくても、聖霊に満たされていれば、宣教師のように宣教に携(たずさ)わらなくていいなどと思わないでほしい。
不思議なことに、神はペンテコステの日のように、遠い国から日本に人々を集めている。大都市でも、地方でも、外国人がどんどん入国している。彼らの中には、母国で福音宣教が禁止されている人々も多い。
今はチャンスだ。聖霊に満たされ、周りにいる日本人や外国人に福音を宣べ伝えてみようではないか。宣教は聖霊を受けている全員の使命だと信じる。できる限り主の救いを全ての人に伝えよう。福音を聞いたことのない人が、近くで待っている!