<巻頭メッセージ>
「時が良くても悪くても」
松本恭介 Kyosuke Matsumoto
中村福音キリスト教会(高知県)
<INDEX>
- 伝道特集 日本宣教への使命
さあ!伝道しよう!
澁谷友光 伝道局長 青森キリスト教会(青森県) - 特集 国内伝道月間 国内伝道部
伝道は好きですか?
久保田 顕 国内伝道部 杉田キリスト教会(神奈川県) - 特集 夏のキャンプレポ
各教区のキャンプポスターと参加者をまとめました
https://fellowship.j-ag.org/2024/10/01/summer-camp-2024/ - 教会はいつでも 宣教協力
– お互いが成長するために 三箇義生 郡山キリスト教会(福島県)
– 主の新しい恵み 横山臨宅 信愛キリスト教会(福島県)
- 新規加入レポ 御霊によって
野村与志郎・野村万友美 大阪中央福音教会(大阪府) - 召天 ぶれない牧会者 内村撤母耳 師
北野耕一 引退教師 - 教団の動き㉙ 総務部長 天野弘昌
- 中央聖書神学校(CBC)掲示板
「時が良くても悪くても」
松本恭介 Kyosuke Matsumoto
中村福音キリスト教会(高知県)
テモテへの手紙 第二は、使徒パウロが、殉教(じゅんきょう)を前にして、エペソの教会で働いていた弟子テモテに送った手紙です。パウロは、世を去って、神と主イエス・キリストの前に立つ時が来たことを悟(さと)って、テモテに命じています。
私たちは、時が悪いと言っては、落ち込こむことがあるのではないでしょうか。
今は、時が悪いから「神様にお任せする」と、自らの果たすべき役割から目をそらすことがあるかもしれません。
しかし、パウロはテモテに「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい」(Ⅱテモテ4:2)と励(はげ)ましたのです。
パウロがテモテに5つの命令を伝えています。①みことばを宣べ伝えなさい。②時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。③忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、④戒しめ、⑤勧めなさい(2節)。そして、この命令が出される理由が記され(3~4節)、さらに、テモテに4つの勧めを述べます。
①どのような場合でも慎むこと、②苦難に耐えること、③伝道の働きをすること、④自分の務めを十分に果たすこと(5節)。
私は、3人兄弟の三男です。兄たちは、60歳を過ぎてから手術をして病気と闘かっています。私にできることはトラクトを渡し、主イエス・キリストを伝えることです。兄たちの家族が救われるのを祈っています。
兄たちは話を聞いてくれないこともありましたが、福音を宣べ伝えるのは、タイミングではなく、どんな時でもイエス様の話を諦(あき)らめないで語ることだと思います。
みことばを宣べ伝えることを目標として、私たちは先に召されたのです。まだ救いに与(あずか)っていない人も、すでに救いに与った人も、すべての人の目を神様に向けさせるもの、それが聖書のみことばです。みことばを宣べ伝えることに時の良い悪いは関係ありません。いつでも、どこでも、福音を必要としている人々がいるのです。
「あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい」(Ⅰペテロ3:15)と、みことばにあります。ぜひ、勇気を出して立ち上がり、主の愛される人々のもとに足を運び、福音を宣べ伝えましょう。