<巻頭言>
『世界の中での日本の教会』
増田哲之 Tetsuyuki Masuda
教団監事 シティビション・グローリーチャーチ(神奈川県)

<INDEX>
- ビジョンを掲げて前進するなら
75周年ビジョンの総括と80周年に向けて
澁谷友光 教職局長 前宣教戦略室長 青森キリスト教会(青森県)
<各教区の取り組み>
北海道 東北 関東北東 関東南西 東海 北陸 関西 中国 四国 九州 沖縄 - 紹介 海外伝道部 (7月は海外伝道月間です)
平松 厳 海外伝道部長 桶狭間キリスト教会(愛知県) - 救いと受洗の証し ❺底知れぬ絶望からの解放
岡山神召キリスト教会員(岡山県) - 【祝・献堂】主の目と心は新発田に
井上聖嗣 (新発田いのちのパンチャーチ)新発田開拓(新潟県) - 《3月31日引退 その②》
「多田睦夫先生・郁子先生の 引退に寄せて」
小田島幹彦 大宮キリスト教会(埼玉県)
「凱旋準備の村上 密先生」
柏崎久雄 千葉福音キリスト教会(千葉県) - 《召天》生涯をキリストに捧げた神の器 上原和雄師
久保田 潔 杉田キリスト教会(神奈川県)
- 教団の動き⑥
事務局長 三箇義生 - 中央聖書神学校(CBC)掲示板
『世界の中での日本の教会』
増田哲之 Tetsuyuki Masuda
教団監事 シティビション・グローリーチャーチ(神奈川県)
先日、南紀キリスト教会で行われたTCC(シンガポール)のジェラルド・タン師とそのチームによって導かれた「ストロングチャーチセミナー」に参加しました。
今までTCCで用いられていたケアセルモデルから、より神様とのいのちの交わり、弟子育成、リーダー育成にフォーカスした再生可能なプロセスをつくることが紹介されました。
ジェラルド師は、ご自分の教会で礼拝説教するのは、月に1度、他はシンガポールをはじめ世界中を回り、力強い教会形成のセミナー、カンファレンス、牧師のメンタリングなどに時間を用いておられるそうです。それらの働きを通じて、日本の限られた情報空間では、気づくことのできないことや、世界で神様がされているリバイバルの働きに触れることができることは、大きな恵みでした。
私自身、教会開拓期 から、海外の教会、カンファレンスに参加し、励ましとチャレンジをいただき前進することができたと感じています。開拓の当初、韓国純福音ヨイド教会、オサンリ断食祈祷院に毎年のように行き、7日から15日の断食祈祷の時を持ち、韓国教会のような力強い祈り、教会の健康的な前進を見たいと願いました。組織的には、区域礼拝(今日のセルグループ)を学び、開拓の初めからセルグループの教会として進んできました。セルグループは、その国の文化的影響もあるため、2000年頃からはシンガポールのセルモデルから学んでいます。そのためか、海外の教会との交わりもでき、その関係で私たちの教会に来られる方もおられます。
SNSなどで、世界中の人々とも交わることが可能な今日、日本の教会であるとともに、世界の中での日本の教会という意識がよいのではないかと思います。国際カンファレンスに参加して感じることは、日本のクリスチャンたちは、長い時間粘り強く祈れるということです。日本の国に与えられている賜物は、「ともに一致して献身的に、粘り強く目的に向かい前進することができる」ことであると思います。日本のクリスチャンたちが、様々な形で海外に行き、世界中の様々な領域で、良い影響力を与え、活躍する時が来ていることを信じます。
「それから、イエスは彼らに言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい』」(マルコ16:15)。
TCC:Trinity Christian Center 略