<巻頭メッセージ>
「今ある『命』を真剣に考える」

 森本亮介 Ryosuke Morimoto
 豊橋キリスト教会(愛知県)

<INDEX>

  • 特集…主に仕える(9) 御心を求めて主に仕える
    綾部クリスチーヌ万里子 リバイバルセンターチャーチ(東京都)
  • 近代ペンテコステ運動と日本アッセンブリー教団の誕生 ②
     鈴木正和 中央聖書神学校講師 単立 水場コミュニティーチャーチ(東京都)
  • 土の器サイコー! Vol.2
    平松若樹 高槻キリスト教会(大阪府)
  • 教会讃美 ~古代より現代までⅡ
    玉川吉昭 ベテルキリスト教会(埼玉県)
  • 教団創立75周年に向けて  各部署の取り組み
    ・国際関係室 ・教会教育部 ・厚生部 ・教職ケア室 ・中央聖書神学校
  • 教団創立75周年に向けて  教団本部施設建築事業⑨
     細井 眞 教団本部施設建築募金推進委員長 十條基督教会(東京都) 
  • 一つになって 伝道所のために祈ろう⑳ 
     匝瑳市自主開拓 八日市場神愛教会 藤巻博文(千葉県)
  • 祝・献堂 「献堂のご報告」
     田中 絹子 平野キリスト福音教会(大阪府)
  • 教団の動き⑰ 総務局長 天野弘昌
  • 中央聖書神学校(CBC)掲示板


 

「今ある『命』を真剣に考える」
 森本亮介 Ryosuke Morimoto
 豊橋キリスト教会(愛知県)

 8月は、私たち日本人にとって戦争の悲劇を忘れないためにも重要な期間です。また、「命とは何か」について真剣に考える良い機会でもあります。

 「命」というものについて考える際、主イエスは私たちに大切な助言をマタイ10章において与えています。「からだを殺しても、たましいを殺せない者たちを恐れてはいけません。むしろ、たましいもからだもゲヘナで滅ぼすことができる方を恐れなさい。」(マタイ10:28)

 人生において最も大切な作業の一つ、それは「命」と「死」というものに対して時間をかけて真剣に考えることです。その理由は、聖書が人の死が肉体的な死で終わるものではないことを明確にしていることにあります。「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(へブル9:27)
 
 「ボディ&ソウル」という言葉があります。これは人がBody(体・物質)とSoul(霊)で形成されていることを表しています。聖書は目に見える物質的なものが全てではなく、目に見えない霊的なものにも思いを向けるように教えています。なぜなら、物質的な物事は「一時的」であるのに対し、霊的な物事は「永遠」だからです。

 さて、冒頭の戦争の記憶に関してですが、辛い時代を生きた多くの人々の眼下には悲惨な状況が現実として広がっていました。しかし、霊的な部分(キリストによる祝福)に心を注いだ際、そこには確かな慰めがありました。

 「ユダヤ人とギリシア人の区別はありません。同じ主がすべての人の主であり、ご自分を呼び求めるすべての人に豊かに恵みをお与えになるからです。『主の御名を呼び求める者はみな救われる』のです。」(ローマ10:12、13)
 
 マタイ24章において主イエスは「終わり」という現実は「突如として」訪れるものであることを述べています。目に見える状況がどうであったとしても、人間には必ず肉体的な死を迎える瞬間が訪れます。その瞬間に向け、あなたとあなたの家族は霊的な物事に心を注ぐ準備が十分できているでしょうか?

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