<巻頭メッセージ>
「信仰のバトン」
丸山綾子 Ayako Maruyama
甲府基督教会(山梨県)
<INDEX>
- 聖書のそこが知りたい❹ 【十字架と海綿】
仁井田義政 溝の口キリスト教会(神奈川県)
- 子育てを楽しんでいますか? 3
武蔵野基督教会付属 聖泉幼稚園主任 武蔵野基督教会員(東京都) - 聖歌・讃美歌エピソード「いつくしみ深き」の由来
三上かをり サンライズのぞみ教会(とうきょうと) - 教会はいつでも 宣教協力①
【派遣】リバイバル実現のための小さな一歩
清澤さちえ 新松戸リバイバルチャーチ(千葉県)
【受け入れ】宣教チームを受け入れて
林 由佳 結城基督教会(茨城県) - 祈祷推進委員会より 祈りの50日間のご案内
スリヤ佐野一夫 東京シティチャーチ(東京都) - 沖縄教区聖会レポ
神山美由記 嘉手納アッセンブリー教会(沖縄県)
https://fellowship.j-ag.org/2024/03/01/okinawa-seikai2024/ - 紹介・青少年伝道部
布施宣義 青少年伝道部長 山形神召キリスト教会(山形県) - 救いと受洗の証し ①うれしかった洗礼式
豊橋キリスト教会員(愛知県) - 召天 宮下鶴千代先生の召天に想う
菊地和博 浜松キリスト教会(静岡県) - 教団の動き㉒ 総務部長 天野弘昌
- 中央聖書神学校(CBC)掲示板
「信仰のバトン」
丸山綾子 Ayako Maruyama
甲府基督教会(山梨県)
私の娘たちが中学生だったとき、体育祭で一番見応えがあったものは、学年別クラス対抗リレーとブロック対抗選抜リレーでした。追い越したり、追い越されたりと最後まで順位が分からず、白熱していたのを覚えています。時には、1位だったクラスがバトンを落としてしまい、優勝をのがしてしまうということもありました。バトンをしっかりと渡し、受け取るというのは、リレーにおいては当たり前のことですが、信仰においてもそのようなことが言えるのではないかと思います。
私たちの教会は、戦前に創立された教会であり、今年で93年を迎えようとしています。長い歴史の中で、多くの先人たちが信仰を守り通し、信仰のバトンをしっかりと受け継いできたからこそ、今の私たちの歩みがあると思っています。だからこそ、私たちは、多くの先人たちが信仰の戦いの中でも、信仰を守り通してきたことを思い起こしながら歩み、次の世代にしっかりと信仰のバトンを渡すことができるようにと願っています。
私の個人的な話になりますが、私自身は、祖母を通して信仰を受け継ぎました。祖父の会社が倒産し、窮地(きゅうち)に追い込まれるなか、一人のクリスチャン婦人との出会いによって、祖母は信仰を持ちました。そのため、私は幼い時から、信仰者として歩んでいた祖母の姿を見てきました。私にとって、祖母は尊敬できる人であり信仰の模範者でした。詩篇1篇に出てくる人のようでした。その祖母の信仰は、現在4代目まで引き継がれています。
私たちの人生の歩みは、決して良いことばかりではありません。時には、困難に直面し、倒れそうになることもあると思います。しかし、私たちのために命をささげてくださったイエス様が共にいてくださいます。私たちは、そのイエス様から目を離すことなく走り続けていきましょう。そして、次の世代にしっかりと信仰のバトンを渡す者となっていきましょう。
「……私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」(へブル12:1、2、新改訳第三版)