「祈りと断食の年」 天野弘昌理事長

 新年あけましておめでとうございます。
 2026年が、主にあって実り多い一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 昨年、私たちは教団標語「御霊による絶えざる前進〜 Ever onward in the Spirit 〜」を掲げ、その前進のためには「祈りと叫び」が不可欠であることをお伝えしてきました。その呼びかけに応え、多くの教会で切なる祈りがささげられたことを、心から感謝いたします。

 新しい年、私たちは「祈りと叫び ✟ 祈りと断食」を標語として掲げ、「祈りと断食の年」として歩んでいきたいと願っています。それは主ご自身が、「この種のものは、祈りと断食によらなければ出て行きません」(マタイ17章21節)と語っておられるからです。

 イエス・キリストは公生涯の初めに、四十日間の断食の後、御言葉によってサタンの誘惑と戦い、これを完全に退けられました。この出来事は、今日の私たち、とりわけ日本のような異教的背景をもつ地において、極めて重要な霊的意味を持っています。

 現実を見ると、日本の多くの教団と同様に、私たちの教団も数の上では停滞や減少という課題に直面しています。ある教団では「2030年問題」として約600教会の閉鎖が語られ、福音派では500〜700の教会が無牧・兼牧になるという非公式な推計も示されています。さらに「2050年問題」として、教会数がゼロになるとも言われる現状があります。

 このような日本の霊的危機の中にあって、私たちAG教団は心を痛めつつも、ここから主にあって突破していく群れでありたいと切に願っています。そのために、命がけで主に祈り、真のリバイバルを求める教団でありたいのです。

 私自身、開拓伝道を始めた当初、早天、徹夜、そして断食祈祷を重ねて祈りました。その中で神の臨在がはっきりと現れ、多くの人々が不思議な導きによって救いへと招かれていきました。同時に、それまで潜在化していた霊的な問題が、聖霊の臨在のもとで次第に顕在化していきました。まるで隠されていたものが炙り出されるかのように、解放を必要とする現実が明らかにされ、解放のミニストリーが次々となされ、そこから小さなリバイバルが始まりました。一つの教会に起こる出来事は、決してその場だけで終わるものではありません。それはやがて、日本全国の諸教会へと広がっていくと信じています。

 断食祈祷は独りよがりに行うものではなく、先生方のご助言をいただきながら、聖書的で健全な形で取り組む必要があります。初代教会が祈りと断食を通して聖霊の御業を経験したように、私たちも同じ主の働きを期待しています。

 今年は訪韓ツアーの企画や、浜名湖での断食祈祷聖会なども続けられています。どうか各教区、各教会において、この一年が「祈りと断食の年」となっていきますように。今年5月の連休には、淀橋教会を会場として全国聖会が開催されます。私自身も祈りと断食をもって備え、圧倒的な聖霊の臨在が溢れて、多くの方々が聖霊に満たされ、御霊によって前進する教団となることを心から願っています。

 2026年、皆さまの教会、そしてお一人おひとりの生活が、主によって新しく造り変えられ、神の栄光に満ちた歩みとなりますように。日本全国213の教会と伝道所が祝福され、偉大なる神の栄光を現すペンテコステ教団として、共に前進してまいりましょう。

 皆さまの上に、主の豊かな恵みと祝福がありますように。
 アーメン。

 

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