《福音》恵みのおとずれ 1999年11月号
鳥の中でも特に小さく、その辺にたくさんいて、ありきたりの鳥です。イスラエル地方では当時の最小単位の貨幣で買うことができました。価値がなく、たくさんいるとどれかわからなくなるような小さな平凡なすずめ。こんなすずめの一羽でも、神様は忘れてはいないと言われました。(ルカによる福音書12:6)
集団の中でくらしているとふと孤独感じることがあります.本当に私はみんなの仲間なのだろうか。私のようなものを愛してくれる友がいるのだろうか。広い大きな世界のことを考えれば考えるほど自分の存在が小さいことを感じます。
私なんかいなくても、世界は何も変わるわけじゃない。いや、むしろ生きている方が世の中のためにならないのでは…。
そんな考えに聖書はこう言っています。
あなたがたはすずめよりまさったものだと。たった一羽のすずめをも愛して下さる神様はあなたをも愛しておられます。
今のあなたの気持ちは、やせ衰えて屋根の上にいる一羽のすずめのようであるかもしれません。しかし、神様は変わらず、あなたを愛し続けておられます。