月刊アッセンブリーNews 2013年3月号

ピリオドを打ち破るイースター

寺田 文雄 (財務局長/南紀キリスト教会)

  冬の厳しい寒さに耐えていた木々も、春の訪れと共に新芽を伸ばします。春は、内なるいのちの躍動の季節です。私が遣わされている南紀では、下旬になると清流古座川沿いの美しい桜が開花し、人々の心を和ませてくれます。

さて、 今月の31日は、 主イエスの復活の出来事を祝うイースター(復活祭)が世界中で持たれます。イースターこそ、グローバルな時代にふさわしい世界大の春の祝典です。私の好きな聖歌の中に、このような一節があります。

「いざ人よほめまつれ よみがえりし勝利の主
見よ墓には何もなく ただ衣の残るのみ
いざ人よほめまつれ よみがえりし勝利の主」
(聖歌168番「いざひとよ」)

私達は心を天に向け、永遠の命に満ちた、よみがえりの主に賛美と礼拝を捧げます。聖書に記されている通り、救い主イエスは全人類の救いのために罪と死に打ち勝ち、よみがえった唯一人のお方です。

私は40代に燃え尽きて、人生の荒野を数年間通ったことがあります。一番ひどい時は、どんなに振絞っても力が一滴も出ない廃人同様になりました。働き盛りの人生の途上において体験する初めての命の枯渇でした。もはや「万事休す」です。当時の私は、家内に相談する余裕すらなく、「牧師を辞めるしかない」と自らを追い詰めました。しかし、不思議なことがその数日後に起こりました。牧師家族のために毎週とりなしているチームの一人が、「あなたは牧師を辞めようとしているが、あなたの働きはこれからです」という言葉を祈りの中で受け取り、私に伝えてくれたのです。

牧師人生にピリオド(終止符)を打とうとしていた私は、驚き恐れると共に信仰の力を受け取りました。命に満ちた主のご計画は、失望と挫折の中にいた私の肉の思いと違っていました。主のよみがえりの命といやしの力が廃人同然の私に注入され、50歳を境に健康が回復し十余年がたちます。

よみがえりの主は、あなたの祈りと叫びに応え、 希望を下さる生ける神です。