月刊アッセンブリーNews 2015年7月号

共に働こう

瀬古 慎二 (御影神愛キリスト教会)

「ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。
すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。」
伝道の書4:9-10

この御言葉(みことば)は、多くの人にとって馴染(なじ)み深い御言葉の一つではないかと思います。私たちの人生には喜びの時もあれば、苦しみの時もあります。そして人生の喜びや苦しみを共有できる人がいるなら、喜びは何倍にも膨(ふく)らみますし、苦しみや痛みは和らげることができます。また、このことは、人生のあらゆる場面に当てはめることが出来ると思いますが、特に宣教の働きにおいて非常に大切なことではないかと思います。なぜなら宣教の働きには多くの労苦が伴い、霊的な戦いがそ こにあるからです。

ルカによる福音書10章には、主イエスが72人の弟子たちを「神の国」を宣(の)べ伝えるために遣わした様子が描かれています。主は、彼らを二人ひと組にして遣わしました。なぜ、そうされたのでしょうか。それは、続いて主が「さあ、行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである。」と言われているように、そこには霊的な戦いがあり、彼らが労苦することが分かっていたからでした。もちろん、この後、彼らは多くの収穫を得て喜んで帰ってくるわけですが、しかし、もし彼らが一人ずつ遣わされて行ったとしたらどうだったでしょうか。ひょっとしたら、挫折(ざせつ)し疲れきって帰って来たかも知れません。しかし、彼らは一人ではなく、二人ひと組のチームで宣教の働きをしました。この事は、先の御言葉のごとく良い結果を得る大きな力になったのではないでしょうか。

私たちの教会では、3年前から伝道と育成を目的としたセル・グループの働きを始めました。まだ遅々とした歩みですが、昨年末からセル・グループの働きを信徒リーダーに委(ゆだ)ねて奉仕をして頂いています。彼らは一人ではなく、三人ひと組のチームとしてセルの働きをしています。その様子を見ていますと、魂をどのように導くか、メンバーの兄姉のケアをどのようにするか等、チームとしてよく話し合い、祈り合い、励まし合っておられます。頼もしい限りです。そして、彼らの働きを通して良い実が実って来ているのです。

牧師も信徒も魂が救われることを願っていることは同じです。私たちは、魂が救われるためにチームとして共に働いていきましょう。また、全国の諸教会の中には開拓期の教会も多数あります。一人で労苦されている先生方や信徒の方々もおられます。そのような方々のためにも祈り、励まし、共に働いていこうではありませんか。私たちは、皆、主を宣べ伝えるために召された者たちです。宣教のために共に働いていきましょう。