<巻頭メッセージ>
『復活を自分のものと自覚するために』

西多摩キリスト教会(東京都)
井野 正人 (Masato Ino)

月刊アッセンブリーNews は、毎月1度、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(JAG)から発行されているニュースです。ご関心のある方は、どうぞ一度ご覧ください。

 

月刊アッセンブリーNews 2020年3月号

<INDEX>

  • 特集・主に仕える(4)
    -私はイエスについていく 北澤成弘

  • 祈りの50日間 同刻祈祷 の意義
    -祈祷推進委員長 シティビジョン・グローリーチャーチ 増田篤子 

  • 紹介 青少年伝道
    -青少年伝道部長 函館ベテル・キリスト伝道所 布施宣義

  • 第48回 沖縄教区聖会の恵み

  • 報告 震災から9年 東北復興委員会

  • JAG創立75周年にむけて教区の取り組み
    関東北東教区 Kanto North East 
    『Be One, Save One』
  • 日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(JAG)の動き12 総務局長・本田勝宏
  • 中央聖書神学校(CBC)掲示板 
  • 中央聖書神学校創立70周年を迎えて ・校長ごあいさつ 中央聖書神学校(現)校長 第6代 三宅規之(めぐみ福音キリスト教会)
    ・中央聖書神学校校章(エンブレム)と理念 第2代校長 佐布正義(中央福音教会)
    ・リバイバルは神学校から 第4代校長 菊山和夫(鎌倉大船キリスト教会)

『復活を自分のものと自覚するために』
 井野 正人 (西多摩キリスト教会)

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」
(新共同訳 ヨハネ11章25、26節)

 3月は変化の季節、進級、卒業、移動の季節です。キリスト教会では、復活祭に向けて霊肉共に備える季節です。

 今年の復活祭は4月12日です。その主日礼拝説教では、当然ながら、主キリスト・イエスの復活を主題に語ります。とは言え、復活を語ることは容易ではありません。何故なら前例の無い出来事だからです。安易に何かに無理に例えようとすると、その内容は本質からかけ離れてしまい、陳腐(ちんぷ)な内容に落ち込んでしまいます。そのようになるのは、現実に復活された方は、私たちの主キリスト・イエス以外、誰ひとりいないからです。復活は説明する事柄ではなく、宣言する出来事だと思います。

 このヨハネによる福音書11章は、主イエスの愛するラザロの現実の死を記しています。愛する者の死は何より悲しい。そしてまた、厳粛(げんしゅく)な出来事でもあります。

 主イエスはラザロを蘇生(そせい)させましたが、その蘇生そのもの以上に、主キリスト・イエスの復活と、私たちクリスチャンに、主イエスと同じ復活の体に与(あずか)る約束が、与えられていることこそ重要なのです。

 何時(いつ)もより忙(いそが)しいこの季節ですが、私たちはあえて、主キリスト・イエスの地上での受難の頂点である、十字架の死と多くの苦難を深く覚える時を持ちたいものです。

 復活祭の希望が自分の復活への希望として確実に自覚され、そして主が宣言された約束を思い起こし、年を重ね繰り返すごとに、喜びが増し加わるものとなるように、歩んでいこうではありませんか。

 

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