月刊アッセンブリーNews 2020年8月号

<巻頭メッセージ>
『リモート素振り』 
 青少年伝道部長 布施宣義 Nobuyoshi Fuse
 函館ベテル・キリスト伝道所(北海道)

<INDEX>

  • 紹介 ろう者伝道部
    ー手話劇団『はれるや』 郡美矢(ろう者伝道部員・広島基督教会)
    -ろう者伝道部便り 五島靖子(ろう者伝道部員・松山神愛キリスト教会)
  • New Book 新刊のご案内 野口一郎(企画室長)
    『スタート!クリスチャンライフ』
  • だからパウロはこう言った!4 長澤牧人(中央聖書神学校講師・熊本聖書教会)
    ほんとうにパウロがそう言ったのか?
  • この難局を乗り越えよう!
    ―新型コロナウイルスのために共に祈り、共に闘う⑤―
    ≫証「主に感謝と期待!」 -(千葉福音キリスト教会)
    ≫証「思わぬ祝福」 -(高槻キリスト教会)
    ≫ネット配信による礼拝ガイドライン③ 愛をあらわすオンライン礼拝を
  • 召天 
    故 松崎実也師を語る -内村撒母耳(名古屋神召キリスト教会)
    岡本吉衛師召天ルポ -谷口芳彦(四国教区長・四万十キリスト伝道所)
  • JAG創立75周年にむけて教区の取り組み
    中国教区『共に働き(助け)合う教区』
  • 日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(JAG)の動き17 総務局長・本田勝宏
  • 中央聖書神学校(CBC)掲示板

『リモート素振り』
青少年伝道部長 布施宣義 Nobuyoshi Fuse
函館ベテル・キリスト伝道所(北海道)

 ”離れていても出来る”をカタチにしたのが「テレワーク」や「リモート」と言われる新しい生活様式、この先駆者(せんくしゃ)は、長嶋茂雄さんかもしれません。元ヤンキースの松井秀喜選手が、スランプで悩(なや)んだ時、ニューヨークから長嶋さんの住む東京へ国際電話をかけました。「じゃあバットを振ってみろ!」 長嶋さんによる「リモート素振り」の始まりです。今でこそ映像付きの電話が容易ですが、当時は、スマートフォンさえ普及(ふきゅう)していませんでした。長嶋さんは、電話口から聞こえる素振りの音を、耳を澄(す)まして聞き続けたと言います。約1時間後、「よし、その音だ。これでいけ。」とアドバイス。次の日、松井選手は、特大のホームランを放ちました。人には、見えていなくても、わかりあえる瞬間(しゅんかん)があるのです。

 ヨブは、長い試練の中で、「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。」(ヨブ記42・5)と告白しました。この時、ヨブは、実際に神を見ているわけではありません。しかし、ヨブは、直接神にお会いし、御顔(みかお)を拝しているような感覚に至ったのです。神は、ヨブの質問や疑念には、一切答えていません。それでもヨブは、神の臨在に触(ふ)れることで気持ちが晴れ、向きを変えて出発できました。同じように、主の御言葉(みことば)は、私たちに力と平安を与え、刷新してくださいます。神の臨在に触れるなら、試練への向き合い方が変わっていくのです。

 昨今は、個人的な問題に加え、被災(ひさい)や新型コロナ禍(か)といった脅(おびや)かしがあります。もし、私たちが、日々、御言葉に触れる習慣を身に着けているならば、たとえどんな問題が起きても乗り越えられます。聖書を読むことは、素振りのように、地味で根気のいることかもしれません。しかし、耳を澄まして聴きくならば、「これでいけ」と神が語りかけてくださる瞬間に出会うのです。「神は、私たちひとりひとりから遠く離れてはおられません。」(使徒17・27)。

 今こそ、思い煩(わずら)うことをやめ、主を仰(あお)ぎ見ながら、イエス様と共に、前へ進んでいきましょう。

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