月刊アッセンブリーNews 2020年10月号

<巻頭メッセージ>
『新しい時代に舵を切る』 
 生武嗣幸 Tsuguyuki Ikutake
 姫路キリスト教会(兵庫県)

<INDEX>

  • 読書週間特集
    《〇〇〇に読む3冊の本》
    -大塚正広(淡路キリスト教会)
    -長澤聖志(博多ニューライフ教会)
    -村上則之(すわシオン・キリスト教会)
  • 『スタート!クリスチャンライフ』が大好評
  • だからパウロはこう言った!5
    -長澤牧人(中央聖書神学校講師・熊本聖書教会)
    なぜ働かないのか?
  • この難局を乗り越えよう!
    ―新型コロナウイルスのために共に祈り、共に闘う⑦―
    ≫コロナ禍、教会の新しい挑戦 -増田哲之(シティビジョン・グローリーチャーチ)
  • 特集・夏のキャンプレポ 全国ユースキャンプ オンライン
    -青少年伝道部長 布施宣義(函館ベテル・キリスト伝道所)
    ■四国教区 ■東海教区 ■関東北東教区 ■北海道教区
  • JAG創立75周年にむけて教区の取り組み
    九州教区『聖霊に励まされ、共に福音を担う』
  • 日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(JAG)の動き 19 総務局長・本田勝宏
  • 中央聖書神学校(CBC)掲示板

『新しい時代に舵を切る』
生武嗣幸 Tsuguyuki Ikutake
姫路キリスト教会(兵庫県)

「みことばを宣(の)べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」
(Ⅱテモテ4・2前半、新改訳2017)

 かつてのニンジンは今よりも固く、匂(にお)いも強くて、子供の頃はよく鼻をつまんで食べたものです。ニンジンだけではありません。ピーマンはもっと苦く、トマトは酸(す)っぱく、イチゴは砂糖をふりかけて潰(つぶ)して食べました。ところが最近は品種改良や生産者の努力によって、ほとんどの作物は昔よりも甘く、おいしく、食べやすくなっています。
 コロナ禍(か)によって私たちの生活にも変化が起きました。オンライン化が急速に進み、健康管理や衛生面に気を配るようになりました。家族の大切さを実感したり、時間の使い方が変わったり、社会貢献(こうけん)に対する意識が強くなった人もいます。生活様式の変化や価値観の変化によって「こうあるべき」という既成概念(きせいがいねん)にとらわれず、「本当に大切なもの」「本当に必要なもの」を個々人が選択(せんたく)し、その価値観が尊重される時代になってきました。
 教会も自粛(じしゅく)を余儀(よぎ)なくされ、様々な制限下で活動しなければならなくなりました。しかし、ネガティブなことばかりではありません。教会のオンライン化が進み、インターネット礼拝やリモート集会、メディアミニストリーという新しい福音宣教の可能性も見出されました。加えて、人とのつながりやぬくもりの大切さを再認識し、少人数での集まりもこれまで以上に評価されるようになりました。これからの時代は「デジタル」と「アナログ」とをうまく融合(ゆうごう)させながら、新しい宣教のカタチに挑戦(ちょうせん)していかなければなりません。変化する時代に適応しつつ、一方では、時代に流されない確固たる価値観に立脚(りっきゃく)しながら、新しい時代に向けて大きく舵(かじ)を切る覚悟(かくご)が求められています。
 変わらない真理をいかに伝え、いかに共有していくか。新しい時代を生きる私たちに委(ゆだ)ねられた使命はとても大きいのです。しかし、どのような時代になろうとも福音がある限り希望があります。なぜなら、そこに神による救いがあるからです。一人でも多くの魂(たましい)に福音を届けるために、神の知恵と聖霊の力を求めて祈り、あらゆる手段や機会、賜物(たまもの)を生かして御言葉(みことば)を宣べ伝えていきましょう。
 「ニンジンめっちゃ好き」とカレーに入ったニンジンを頬張(ほおば)る息子。おいしいニンジンを食べてもらおうと、たゆまぬ努力を重ねてきた生産者の不屈(ふくつ)の精神と情熱が伝わってくるようでした。

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