<巻頭メッセージ>
一致そして前進 ― Go Forward ! ―
土屋 潔 Kiyoshi Tsuchiya
JAG理事長 アッセンブリー新潟キリスト教会(新潟県)
- 教団総会報告
・各議案について
・御霊に導かれて
・オンラインでの開催
・2019年度決算総会
・2021年度方針案
・2021年度教団年間計画表
・2021年度教団人事 - 深まり広がるペンテコステの恵み
❶聖霊のバプテスマと証しの力
-伊藤 博(泉福音キリスト教会) - 一つになって 伝道所のために祈ろう⑮
駒ヶ根アルプスシオン伝道所(細田裕介)
-土屋 潔(教団理事長)
- ◎コロナ特集教区の取り組み・関西教区
第1回 with コロナ(COVID-19)自粛も制限もなく
-平松若樹(アッセンブリー甲子園伝道所) - 中央聖書神学校(CBC)掲示板
- お知らせ・召天
愛と祈りに生きた澁澤道忠先生 -秋本幸二(宇都宮栄光キリスト教会)
主の栄光が、瀬古博子先生の上に -秋川由香利(尾崎キリスト教会)
一致そして前進 ― Go Forward ! ― 土屋 潔 Kiyoshi Tsuchiya
アッセンブリー新潟キリスト教会(新潟県)
本年の教団標語は昨年に続き、使徒の働き4章29 、30節です。
「主よ。いま彼らの脅(おびや)かしをご覧になり、あなたのしもべたちにみことばを大胆(だいたん)に語らせてください。御手(みて)を伸ばしていやしを行わせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名(みな)によって、しるしと不思議なわざを行わせてください。」
先(ま)ずは聖徒の皆様に心から感謝を申し上げます。昨年は経済的に大変厳しい状況(じょうきょう)でありながら、信仰の捧(ささ)げものがなされ、主の教会及および教団活動が維持(いじ)されたからです。また、2024年の教団創立75周年に向けて、指標として―2万人の信徒、3億円の教団予算―を掲(かか)げていて、そのためにも一致(いっち)して前進できました。主の年2021年が佳(よ)き一年となりますようにと祈ります。
さて、初代教会の礎(いしずえ)となった聖徒らの祈りであるこの宣言は、「教会」の原点の一つであると共に、現代にも必要な、主からのチャレンジであります。
私たちの教団は聖霊によって、地の果てまでも伝道の業を最優先に進めていきたい、と願う教団です。昨年から続く新型コロナウイルスは、社会に不安や閉塞感(へいそくかん)をもたらしています。それは恰(あたか)も、初代教会の時代にローマの属領となっていたこと、加えて迫害(はくがい)という「脅かし」があった状況と重なります。そういう日々の中で、信仰の先輩者(せんぱいしゃ)たちは聖霊に満たされて冒頭(ぼうとう)の祈りと告白に導かれていきました。
脅かしのような閉塞感は単に社会的誘因(ゆういん)のみならず、人間の根源的要因でもあります。
なぜなら、閉塞感は不安や恐れを生み、憎悪(ぞうお)という実を結ばせてしまうからです。世の終わりが近づく中で、愛が冷え、民が民に対して敵対するナショナリズムや差別も横行しています。それらの闇(やみ)が覆(おお)う状況下でのこの宣言は、闇の支配者への勝利宣言であり、完了宣言でもあるのです。主イエスが十字架と復活を成し遂(と)げられた事実がその証明です。そして聖霊に促(うなが)された祈りの告白が宣言となり、私たちとこの世界を、闇の支配や差別から解放・回復させるのです。
最後に、この一年は、勝利者であり復活者である私たちの主イエスを、聖霊によって、ますます力強く宣言し続け、神の国をあなたの家庭、職場そして関わる地域に顕(あらわ)してまいりましょう。