月刊アッセンブリーNews 2022年 5月号

<巻頭メッセージ>
『母の祈り』
 細川るり Ruri Hosokawa
 千歳キリスト伝道所(北海道)

<INDEX>

  • 地域に仕える教会⑤
    「隣人を愛するために」

    三箇義生 郡山キリスト教会(福島県)

  • 価値観 第1回   
    世の中 vs 神の国
    「発達障害?❶」 
    堀川寛 広島基督教会(広島県)
  • 女性特集 ボロボロ白菜で良し!
    山倉淳湖 金武シオン教会(沖縄県)

  • 母の日に寄せて 恵みは十分
     新居浜福音キリスト教会員(愛媛県)

  • 若者よ チューっと聞いてよ! 今日もタナチュー シーズン2 Part.1
    田中清人 希望キリスト教会(静岡県)

  • 祝・献堂 教会を建てる者は誰か  井桁久志 深谷キリスト伝道所(埼玉県)

  • 召天 本当に温かい愛の人 内村義宣師  仁井田義政 溝の口キリスト教会(神奈川県)

  • レポート CBC入学式  白石信之 CBC教師 品川ベテル教会

  • 中央聖書神学校(CBC)掲示板 

  • 教団の動き④ 天野 弘昌 総務局長

  • 《3月31日に引退 その①》
    献げきり、歩み抜かれて 北野耕一先生 ご隠退
      高口喜美男 川尻キリスト教会(熊本県)

    神さまへの熱い愛と信仰の人 林田啓子先生
      五島靖子 松山神愛キリスト教会(愛媛県)

 


『母の祈り』
 細川るり Ruri Hosokawa

 千歳キリスト伝道所(北海道)

 5月、北海道では桜や梅が開花し、色とりどりのお花が庭を賑(にぎ)わせるようになります。長い冬が去り、美しい季節へと移り変わる中で、母の日を迎えます。

 この時期よく取り上げられるエピソードに、「モニカの祈り」があります。異教を信奉し、放蕩(ほうとう)に明け暮れる息子の救いを求め、母モニカは来る日も来る日も涙の祈りを捧げました。そして遂(つい)に、息子は劇的な回心を遂(と)げます。彼女の死の1年前のことでした。

 その息子とは、やがて古代キリスト教会を代表する神学者となるアウグスティヌスです。彼は母モニカを「自分を二度生んでくれた人(一度目は出産で、二度目は霊的な新生で)」と呼び、後に大きな感謝を表しています。

 私はノンクリスチャンの家庭で育ちましたから、「母の祈り」を知りません。祈りで支えてくれるお母様を持つ友人たちを、大変羨(うらや)ましく思ったものでした。しかし、そんな私にも結婚によってクリスチャンの義母が与えられ、「母の祈り」の恵に与(あずか)っています。

 祈って支えてくれる人がいることは、なんと大きな励ましでしょう! 教会の姉妹たちの祈りの姿にも心打たれます。祈りは大きな支えです。

 祈ることは愛することだと言われた方がいます。確かに祈りはその方を思う気持ちの表れです。そしてさらに祈り続ける中で、その方への愛が増し加えられていく。祈りの中で神様がその方を愛しておられることを知っていく。そして私たちの貧しい愛が、僅(わず)かではあっても神様のご愛に近づけられるのを知るのです。

 それと同時に、祈りの中で私たちは神を愛することを知っていきます。救われてもなお肉の弱さを持つ私たちの祈りは、時に自己中心的な、自分勝手なものではありますが、御霊の働きによって取り扱われ、神の御心に添(そ)う祈りへと整えられていきます。

 聖(きよ)き御霊は肉なる思いを打ち砕(くだ)き、私たちの内に主のみ旨(むね)にかなう願いを起こしてくださるのです。

 「同じように御霊も、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、何をどう祈ったらよいか分からないのですが、御霊ご自身が、ことばにならないうめきをもって、とりなしてくださるのです。」 (ローマ人への手紙8・26、新改訳2017)

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