<巻頭言>
『使命に生きる教会』
瀬古慎二 Shinji Seko
関西教区長 御影神愛キリスト教会(兵庫県)

<INDEX>
- MM33 地方教会とMM33について
-10月は国内伝道月間です!
三箇義生 JAGMM33担当 郡山キリスト教会(福島県) - 特集 夏のキャンプレポ
信徒の証し『信仰の壁と神の愛』
高槻キリスト教会員(大阪府)
https://fellowship.j-ag.org/2025/10/01/summer-camp-2025/
- Youth 信仰 アップデート中!!
自分らしさは幻想? AI時代の自分らしさ
谷口昇人 沖縄教区長 ソーシャルメディア伝道推進PT 阿南神召キリスト教会(徳島県) - 祝・献堂 主が備えられた新会堂
寝屋川福音キリスト教会 久保田 寛(大阪府) - 《召天》石原美智子先生の召天に想う
菊池和博 浜松キリスト教会(静岡県)
- 教団の動き⑨
事務局長 三箇義生 - 中央聖書神学校(CBC)掲示板
『使命に生きる教会』
瀬古慎二 Shinji Seko
関西教区長 御影神愛キリスト教会(兵庫県)
「イエスは彼らに言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は救われます』」(マルコ16:15,16)。
私たち一人ひとりの人生、また、会社やさまざまな団体において、その目的や使命を明確に持っておくことは、とても重要であることを皆みなさんは、よくご存じだと思います。目的や使命が明確になると、それに向かって集中することができ、持てる最大限の力を発揮することができます。また、組織などであれば一致も生み出されていきます。
それでは、主の教会の目的や使命は何でしょうか。私たち「教会」は何のために存在しているのでしょうか。
その一つは、先の御言葉にある通り、福音を伝えるため、主イエスを証しするために存在しているのです。教会が、この使命を明確にし、その使命に生きるとき、教会は活き活きとしてくるのではないでしょうか。
私たちの教会では、2023年9月から始まったActs2Journey(以下A2J)というプログラムに参加させていただきました。大変良い学びとチャレンジを受けたのですが、そのプログラムの中で自分たちの教会の現状を振り返る時がありました。
A2Jでは、教会の機能を「礼拝する」、「出て行く(伝道)」、「つながる」、「成長する」、「仕える」という5つの分野に分けて捉えていますが、その中で自分たちの教会の強い部分と弱い部分を考えてみる時がありました。そこで、私たちの教会が一番弱い、と感じている分野は「伝道」でした。それは、牧師も信徒も共通して感じているところでした。
自分たちの教会を直視することは、時に、つらい現実を見ることになるかもしれません。しかし、私たちは、このことを通して牧師も信徒も「もっと伝道にフォーカスしなければならない」、「主の使命を果たす教会になりたい」との思いが与えられ「もっと地域に開かれた教会になろう」、「教会に訪れる人たちをもっと歓迎する教会になろう」と小さな取り組みが始まっています。
教会が本来の目的や使命に目覚めて進むとき、主も共に働いてくださることを感じます。主の使命に生きる全国諸教会の先生方や信徒の皆さんも同じことを感じておられるのではないでしょうか。主の来臨が近づいている今日、さらに主の使命を果たしていく教会として共に歩んで行こうではありませんか。










