シャロンキリスト教会・川尻キリスト教会 被害・支援レポート① 2026/8/11 上田 努
〇八代市(やつしろし)シャロンキリスト教会
<建物被害>
5.八代市麦島町にお住まいの信徒宅
- 地下水の水圧が下がっており、水が出ない状態。ポンプを取り替えたが、改善しない。地下水自身の問題かもしれない。近隣4件も同じ状態である。前面道路に上水道が通っていれば、そちらに切り替えることもできるが、通っていない。そのため、近隣4件で地下水をより深く掘ってみようかとも話し合っているが、どこも震災対応に忙しく、すぐには着手できそうにない。
6.八代市麦島町にお住まいの信徒宅
- 地下水に泥水が混じる状態で、飲み水にも生活用水にも使えない。いつ、状態が改善するか分からない。
7.シャロンキリスト教会 八代市永碇町
地下水のポンプの水圧が弱く、複数個所を一気に使用すると、しばらく水が出なくなってしまう。まずは地下水の業者にお願いして、ポンプの点検を頼んでいる所である。
<ライフライン被害>
1.電気
- 停電は解消
2.ガス
- ガスは復旧
3.水道
- ほとんどの住宅で断水。八代市は4割が上水道を使い、6割は地下水を使用。上水道は配水池から各家庭までの配水管に損傷があるようで、一つ一つ配水管の継ぎ目を調べて手当てが必要なため、時間がかかる。発表では8月末までかかる。
- ただし、上記の内容は上水道の建物のみ。地下水を使用している家庭は、電気が来て通常のように使えている家庭もあれば、教会や信徒の家のように、地下水が地震の影響によって水圧が下がったり、出なくなったりしている家庭もあるため、8月末ですべての住戸の断水が解消されるかどうかは難しい状態である。
<これまでの支援と今後の支援>
- 八代市は当初は停電、断水の住戸が多かったため、水と食べ物の支援を行った。また、汚れた身体を拭くための除菌シートを配布した。
- 現在は停電は解消されており、断水が継続中であるため、飲料水と生活用水の支援を行っている。また、食器を洗えないため、紙皿、紙コップ、割り箸、サランラップの支援も喜ばれている。レトルトのご飯や食べ物も喜ばれる。
- お風呂の支援は自衛隊や各公民館、児童養護施設のナザレ園等でなされているが、順番待ちが多いため、教会関係者には教会のシャワーを貸すこともある。
<これからの見通し>
- 八代市は、2025年8月の、令和7年8月豪雨によって、大きな被害を受けている。住宅が浸水し、車がダメになった家庭も多くある。その一年後にこのような大きな災害があり、心身ともに打ちのめされているように思う。神様の慰めと回復を祈ることが必要である。
- また、地下水が使えない家庭には、9月以降の上水道復旧の後も、継続した飲料水支援が必要になるかもしれない。
〇熊本市 川尻(かわしり)キリスト教会
<建物被害>
1.電気
- 停電は解消
2.ガス
- ガスは復旧
3.水道
- 水道は一部復旧。確認できない家庭あり
<これまでの支援と今後の支援>
- 熊本市在住の信徒にはほとんど被害はなかった。川尻教会には宇城市や宇土市の信徒も多くいて、被災していた。それらの地域は当初は停電、断水の住戸が多かったため、水と食べ物の支援を行った。また、汚れた身体を拭くための除菌シートを配布した。
- 現在は停電は解消されており、断水もほぼ解消されている。
- 8/2(日)の礼拝後に、自宅でお風呂に入れない数人のメンバーのために、牧師館のお風呂を提供した。3名の方々が利用された。ただ、翌週の8/9(日)には、それらの方々も断水が解消したため、お風呂をお貸しすることはなくなった。
<これからの見通し>
- 上水道が完全に復旧すれば、家の片付けは進んでいく。そのために、物の支援は徐々に必要なくなっていくと思われる。ただし、建物被害が深刻な方が何名かいるため、これらの方々に対する手当が必要になってくる。
- 川尻キリスト教会は10年前の熊本地震によって液状化が起こり、教会が一部傾いたままで現在まで使用してきた。上田が赴任してから、教会の老朽化と熊本地震のダメージを指摘し、遠くない将来に会堂建築が必要であることを、役員会で話し合っていた。特に牧師館は30年以上前に中古住宅を購入し、曳航(えいこう=建物をけん引して位置を変えること)増築を行っているため、強度的に不十分であり、震度7の地震に耐えることができるかどうかは分からない。今後のことも考えると、早いうちに会堂建築を行うことが必要になると考える。



















