疲れていませんか?
本田 勝宏 (事務担当理事/中央聖書教会)
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
マタイ11:28 (新共同訳)
ある人から、疲れていませんか? と聞かれました。そのすぐ後に、休みも必要ですよ、と言われました。その人には私が疲れているように見えたようです。そして忙しく立ち回っているように思われたようです。確かに忙しく、そして疲れた時もあります。疲れに必要なのは、何と言っても休みです。私も休みを取ることがあります。体を休め、心を休める時を持ちます。
新しい年度が始まって二ヶ月が経ちました。新しい環境に慣れるには、まだ時間が必要かもしれませんが、ある程度のリズムができた頃ではないでしょうか。新年度の高揚感もようやく落ち着き、そろそろ疲れも出て来るのではないでしょうか。休みが必要です。
私たちクリスチャンは、どこにその休み場を得るのでしょうか。詩篇の作者は、主の御翼の陰に身を隠したい、と告白しています。主の御手の中でこそ休むことができる、と言っています。
冒頭の主の御言葉は、教会の看板や伝道集会の時の看板やポスターに記されていることの多い御言葉です。しかしこれは、まだ主イエスを知らない人たちにだけ語りかけられた御言葉というのではありません。私たち一人一人に語りかけられている御言葉です。私たちクリスチャンは、疲れを知らない者ではなく、疲れる者です。そして休みが必要な者です。その休み場は、主イエス・キリストのもとにあります。主イエスの御言葉にあります。御言葉を聞く所にあります。それ以外に、私たちには本当の休み場はないのです。
私たちは時にくじけそうになることがあります。くじけてしまったという経験をした人もいると思います。その時には休みが必要です。御言葉の中で、神の御手の中で、その御翼の中で、主の御許(みもと)に行くことによって、私たちは休むことができるのです。
主イエスは言われます。「わたしにつながっていなさい・・・わたしの愛にとどまりなさい。」 そしてこう言われます。「これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。」ヨハネ15:1~11 (新共同訳)
疲れていませんか? 主イエスのもとに行き、休みを得ましょう。その御言葉によって、新しく力を与えられましょう。