《福音》恵みのおとずれ 2000年8月号

ガミガミ言われるのはキライ!これをしてはダメ、あれもしてはダメなんて言われるのはもうたくさん!…規則や制限があるとかえって反発したくなる。そんな気持ちってありませんか?聖書とか、教会とかについても、そんなふうに思っていませんか?

 「聖書っておばさんのコゴトがならんでいるような書物?」「教会ってきっといろいろ厳しいことを言われるところだろうな」そんなイメージを持っていませんか?

 聖書は、規則や戒律がズラズラと書かれた書物ではありません。聖書には、毎日の生活の中で、疲れ、傷ついているあなたをやさしくつつむ言葉がちりばめられているのです。聖書の言葉〈教会ではみことばといいます〉を読むとき、あなたはきっと慰められ、励まされるでしょう。そして、生きる力が、湧いてきます。それは、聖書が、神の言葉であり、人に命を与えるために書かれたものだからです。聖書の中には、こんなふうに書いてあります。


それらは、金よりも、多くの純金よりも好ましい。蜜よりも、蜜蜂の巣のしたたりよりも甘い。(詩篇19篇10節)


 なんだか、口の中があま~くなってきそうな言葉ですね。

 聖書の言葉は、どんなステキなアクセサリーを手にした時よりも、どんなにおいしいケーキを食べた時よりも、私たちの心を満たしてくれるということなのです。

 この聖書を読み、すばらしい人生を歩まれた方の一人lこ、有名な作家の三浦綾子さんがいます。昨年の10月に天に召されましたが、クリスチャンの作家として「氷点J「塩狩峠」など様々な作品を残されましだ。小説にだけではなく、三浦さん自身の人生に感銘を受けた方も多くいらっしゃるようです。それは、三浦さん自身が聖書の言葉のすばらしさを体験し、生き生きとした生き方をされていたからだと思います。

 あなたも聖書の言葉によって、慰められ、励まされ、いやされるというすばらしい体験をしてみてください。