〈福音誌〉恵みのおとずれ 2001年3月号

すべての人は、「愛すること」と「愛されること」とを望んでいます。しかし、どれだけこの願いが達成されているでしょうか。

 ある人は悩み、ある人は孤独を感じています。それぞれのかたちは違っていても、その求めているものは同じく「愛」なのではないでしようか。

 聖書には、神が私たちを愛していることと、神が私たちの愛を望んでいることとが記されています。神は私たちに対する愛を、御子イエス・キリストをこの世に遣わすということにおいてあらわしました。それは、私たちの罪をゆるして、永遠のいのちを与えるためでしだ。

  •  人間が持っている愛は、一時的なものです。

 近年見られる離婚率の増加は、このことを最もよくあらわしています。しかし、神の愛は永遠に継続するものなのです。

  •  人間の愛は断片的なものです。

 私たちは、人の良いところ愛することはできても、悪い部分を愛することはなかなかできません。しかし、神の愛は、私たちの良いところはもちろん悪いところさえも愛してくださるのです。つまり、神は私たちのすべてを愛してくださっているのです。

  •  人間の愛は部分的なものです。

 人間は、それぞれの地域社会において関わりのある特定の人物を愛することはできても、すべての人を愛することはできません。神の愛は、すべての人にあますことなく及んでいます。

  •  人間の愛は時として単なる感情でしかありません。

 しかし、神の愛は実際的なもので、私たちの日常生活に合ったものです。

  •  人間の愛は条件付きの愛です。

 私たちは人を愛する時、さまざまな条件をつけたり、理由をつけて愛します。

しかし、神の愛は無条件の愛です。たとえ私たちが、どのような状態であっても、神は、私たちを愛して下さいます。

 あなたもこの神の愛を心に受け入れてください。