《福音》恵みのおとずれ 2001年5月号

ある町にひとりの自動車修理工がいました。彼は特別、優秀な技術を持った人ではありませんでした。彼の仕事は汚れた車を洗うことです。でも、彼はその仕事に誇りを持っていました。

 彼が洗った車は、どこを触っても手か汚れることはありませんでした。
 彼は、大変りっぱな幸福な人だと思います。世の中では特殊なことや技能を発揮する機会が時折やってきます。しかし、当たり前のことを特別上手にできること、これも大切なことです。

 どんなに小さなことでも、忠実にやっていることは、自分自身にも周りの人にもどんなにか幸福感をもたらすでしょう。

 神様は私たちにそれぞれ能力を与えてくださっています。特別なものもありますが、平凡なものもあります。
 でもそれを生かす時、とてもすばらしいことが起こるのです。