《福音》恵みのおとずれ 1999年 1月号

 不景気の上にさらに追い打ちをかけるような突然の豪雨災害があり、足元からゆさぶられているような昨年でした。大魔神とやらに祈り、ご利益を願う人もおりました。このような時にこそ、あわてないで真実な神への信仰と確実な人生の土台を考えてみましょう。聖書には神を信じる者には祝福が与えられると記されています。その祝福を3つにまとめてみました。この祝福を受けて人生を豊かにしませんか。

1 平安が与えられる

 日本人は大安を良い日として、この日に祝いごとをします。しかし、大安に勝るものが神の平安です。平安には私たちを幸福にする最善のものが含まれています。私たちの神は「平和の神、平安の神」と言われるお方です。この神からの平安が与えられると、どのような場合にも決して揺り動かされる事はありません。

2 神が共におられる

 多くの人は護符を身に着けたり、または占いに頼ったりします。自分を守って下さる真の神を知らないために、恐れや不安にとらわれているのではないでしょうか。しかし、神は信じる者と共におると約束されています。この神が私たちにとっては、どんな護符にも勝る最高の守り神であります。神が共におられるのですから、だれも私たちを害することができないのです。

3 神に愛されている

 神は私たちを愛しておられます。真実の愛は、その愛する者のためには命までも与えるでしょう。神が人間を創造されたとき、「主なる神は、命の息を吹き入れられた」と聖書に記してあります。私たちがいま生きているのは、神に愛され、神の命を頂いているからなのです。この「愛」と言う文字は、「愛(め)でる」というときに使います。


 新年の挨拶や、祝いごとには「おめでとう」の言葉を使いますが、もともとは「愛でる」からきたのです。ですから、この神の愛を信じるとき祝福され、「愛でられた者」となります。心を開いて神の祝福を受け取りましょう。

文・秋山幸二