巻頭言|月刊アッセンブリー2008年4月号

「主に信頼して望みを抱く」

桑原 栄子 (東浅川キリスト教会)

 春です!庭のパンジーが春の日差しを受けて神をほめ讃える様に風にゆれています。自然の変化の中に命を感じる時。幼児も、学生も、成人も、新しい希望を抱いて一歩を踏み出す時です。人々は冬から解放された喜びが笑顔になる春!それは素晴らしい季節ですが、何か月後には、肌を焦がす夏、秋の実りを喜ぶのも束の間、再び寒風の冬が来ます。

神様は四季!と言う自然の創造の仕組みを通し、人生への教訓を与えています。

春の様に平和な時もあれば、冬の様に困難を背負う時もあります。しかし体が四季の経過を経て成長する様に、人としての内なる成長は喜びや困難を経て健全な成長をしていくのです。
私の誕生日は4月(78年前)、ここが私の人生の始まりです。幼い頃は両親の愛の中で平凡な成長でしたが、国の敗戦と言う悲劇を体験し、食料難による栄養失調で家族が次次と病に倒れ、20才に満たない私が家族を支える立場となり涙の日が続きました。「何かに頼りたい」そんな思いで教会の門を叩きました。そこで神様の「愛と救い」を知りました。

戦後の困難と涙の日は今となれば私にとって永遠の救いという、春の喜びに繋がる素晴らしい時だったのです。そして知りました。冬の後には春が必ず来る事、又神は一人一人の人生にも必ず春!を、備えておられる事を。
クリスチャン生活にも戦いはありました。喉の手術で声を失い、仕事を失い失意のどん底に落ちた時でした。「汝、心騒ぐ事なく、ただ信じて神の約束を待て!」神様のみ声を聞いたのです。心に平安がきました。そして半年後、突然に声が出たのです。み声一つで嵐の海を静められた主が、私の嵐を静めて下さったのです。人には絶望と映る事も、そこは神様の栄光の現れる泉なのです。
高山の雪解けの間に咲く小さな花、積雪の中でじっと耐え大地に確り根を張っていたのです。イエス様に堅く根ざした信仰には必ず希望の花咲く春が来る事を学びます。

「どんなときにも、神に信頼せよ。
あなたがたの心を神のみ前に注ぎ出せ。
神は、われらの避け所である」 詩篇62:8