月刊アッセンブリーNews 2012年2月号

産みの苦しみの初め ~終末を意識し霊的覚醒へ~

天野弘昌 (総務局長・草加神召キリスト教会)

来月は、東日本大震災から丸一年になります。まだまだ被災地の復旧復興には、皆様の熱いお祈りと愛のご支援が必要です。何卒、宜しくお願い致します。

極寒の地にも、春の足跡が確実に近づいています。深い雪の下にも、萌(も)え出ようとする命の息吹(い ぶき)があります。決して明けない夜はありません。希望の光が、瞬(またた)く間に闇を追い払います。被災地にも主の栄光が輝く事を信じ祈りましょう。

マタイ24章8節 に「そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです」と、この時代を見据(みす)える様な記事があります。特に「そのようなこと」はもう成就し、9~14節を読むなら、「次に何が」を予見して終末を強く意識して歩まねばなりません。

昨年「復興クリスマス」で、講師の壮絶な証詞(あかし)に心打たれ、打ち拉(ひし)がれました。百年持ち堪(こた)える夢の新会堂を献堂して、僅(わず)か二年半で地震、津波、原発故(ゆえ)に避難、流浪を余儀なくされ続けているからです。一昨年も同じ時季に同師を招聘(しょうへい)したのですが、師のあまりの変化変革に驚愕(きょうがく)しました。何が人をこうも変えるのかは明瞭でした。順境ではなく、この大きな試練や逆境です。穏健な人柄の印象が、一転アグレッシブな生き様に圧倒されました。逆に、己(おのれ)の生温(なまぬる)さが鏡に反映されるかのようでした。生死をかけた現実は、幾人かでも生きる為に無我夢中にし、死に物狂いで戦わせるのです。その渦中にさえも生ける主を知るのです。人の作った神ではなく、人を創(つく)った真の生ける主を。

「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。」詩篇119:71

三浦綾子氏の座右の聖句は、その辿(たど)られた壮絶な生涯を、主の光で輝かせます。

初代教会も同様でした。苦難と痛み、迫害と殉教の中でも主を体験したのです。祈りの力強さと、証詞の奇跡が湧(わ)き出る生活こそペンテコステ後の初代教会の姿です。私は信じます。「我が祖国がどれ程揺り動かされようが、確かな主の足音が響き渡り、聖霊の潮(うしお)が近づいている事を。そして魂の大収穫に、歓喜の声で満たされることを。」

霊的被災者とも呼べる同胞の為に、今こそ目覚めて、祈りの手を!!