月刊アッセンブリーNews 2014年12月号

信頼される神

野川 悦子 (港南シオンキリスト教会)

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子(みこ)を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」ヨハネ3章16節

生まれたばかりの赤子を見たことがあるでしょうか。姉にこどもが生まれて実家にしばらくいた時、そのあまりに小さな体や小さな手にびっくりしました。だれかが守り育てなければ、すぐに弱り果ててしまうような本当にか弱い存在でした。

この世を救う為に来て下さったイエス様は、このような小さな赤子としてお生まれになりました。しかも強大なローマ帝国の支配下で、暴君ヘロデ大王の治世だった、今から二千年前のユダヤの地にです。生まれて間もなくヘロデの殺害の手から逃れなければならないような暗い罪の世に、イエス様は全く無防備なお姿で来て下さったのです。

イエス様を託されたマリヤとヨセフは特別な身分や力のある人たちではありません。ごく普通の庶民でした。大事なひとり子を預けるなら強くて知恵があり、何人もの味方がいるような人に頼むでしょう。でも神様が選ばれたのは私達となんら変わらない二人だったのです。

これらのことを思うと私は神が人を愛されただけでなく、どれだけ信頼して下さったかと驚きを感じずにはいられません。こんなに足りなさも愚かさもあり、間違いや失敗もある人間を神様は信じて下さっているのです。

クリスマスシーズン…。日本ではまだ多くの人々がイエス・キリストの誕生抜きに、ただ楽しく時を過ごすことでしょう。でも神様は信頼しているのです。必ず神のひとり子の誕生に気づく者がいる。神の深い思いを気づける者がいる。そして本当のクリスマスを喜び祝う者がいてくれると。また神様は信じて下さっています。キリストを知った人々が福音を携えてクリスマスの意味を知らせてくれると。もっともっと多くの人がクリスマスを心から祝うようになると。

キリストは私達が自分の心や人生を滅ぼすような生き方でなく、どんな時でも力に満ちて、輝き、温かく脈打つ、生きた命を与えるために来て下さいました。私達もこのことを信じ、神ご自身を信頼して、今年も主に喜ばれるクリスマスを迎えたいと思います。