すべての事に勝利を取りましょう

神戸真理子 (関城キリスト教会)

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
 すべての事について感謝しなさい。」
I テサロニケ5章16~18節

いつも喜び、絶えず祈り、すべての事について感謝をしていくためには、日々私たちに襲(おそ)いかかってくる問題や感謝できないような出来事に対して、私たちの身分を明確にし、暗やみの世界の支配者に対して、自分が神の子どもであることを宣言しましょう。

過去に受けた心の傷などにより、神様と出会ってからも問題の中で失望し、無力感に襲われ、希望を見出すことができない方々がおられることでしょう。サタンは私たちの人生に、もう良きことが起こらないように、また、何の解決もないように、と包囲網(ほういもう)を作っていきます。

けれども、「父である天の神様は、私たち子どもに良くしてくださらないことがあろうか」と聖書は教えております。親は子どものために最高の人生を与えたいと願っています。ですから、私たちは主から与えられた賜物(たまもの)を用いて、神の栄光を表し、虚(むな)しい偶像の満ちたこの国で多くの魂がイエス様の元に帰り、神の子どもとなり、最高の人生を送れるように働こうではありませんか。

私たちがいつも喜び、どんな時にも感謝していく姿を見て、人々がイエス様に出会えたら何と幸いでしょうか。けれども、そのためには、モーセがアマレク人との戦いで勝利を得た時のように、祈らなければなりません。「モーセが手を上げているときは、イスラエルが優勢になり、手を降ろしているときは、アマレクが優勢になった。(後略)」(出エジプト17:11〜13) 改めて、祈りの力が、戦いに、問題に勝利を与えてくださることを見ます。

又、自分が神の子どもであることを、サタンに対して言い放ってください。「お前は私に何が出来るのだ、私は全能なる神の子どもだ」と、自分のアイデンティティをしっかり持ってください。

黙示録3章14〜16節に、ラオデキヤの教会の様子が書かれています。「あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、私の口からあなたを吐(は)き出そう」と叱責(しっせき)されています。

サタンのだまし事に惑(まど)わされず、否定的な考えから鎖を解かれ、世の光となって歩みましょう。「やみはこれ(光・筆者注)に打ち勝たなかった」(ヨハネ1:5)のです。

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