御霊による祈りと宣教の前進
― 一つになって ―

理事長・寺田 文雄 (南紀キリスト教会))

愛読者の皆さま、新年おめでとうございます。

新たな夢と希望、信仰によるビジョンを胸に新年を迎えられたことと思います。いつも、JAGと諸教会の発展のためにお祈りとご支援を賜(たまわ)り、感謝いたします。

さて、皆さまは、新しい年のみ言葉としてどのような聖句を神様から受取られたでしょうか? 本年のJAGの標語は、「御霊(みたま)による祈りと宣教の前進〜一つになって〜」です。聖句はエペソ人への手紙6章18節の「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」です。この聖句は、使徒パウロによる獄中書簡(ごくちゅうしょかん)の中の一節ですが、どのような状況の中にあっても御霊と共に祈ることの重要性を訴えています。御霊は父なる神のみ心を知り、御子(みこ)イエスを証(あか)しされるお方です。神のみ心に従って、弱さを覚える私たちのために絶えずとりなしてくださる助け主であり、内住(ないじゅう)されるお方です。

全世界のクリスチャンが心を合わせて祈る時、計り知れない神の力が現わされることを実証した実話があります。迫害下にあるイラクで起こったことです。信仰のゆえに収監(しゅうかん)されたアッセンブリーの牧師の奇跡的な救出劇を3年前に本人から聞きました。全世界の教会に緊急(きんきゅう)の祈りが要請される中、明日は処刑日という前日に、数十年に一度の予想外の大豪雨が降り、彼が収監されていた建物も洪水(こうずい)で氾濫(はんらん)。彼は奇跡的に脱出し助かったのです。

神様は今も生きておられ、予想外のことをなされます。今はその牧師の教会には毎週千名以上が礼拝に集まっていると聞きます。数々の奇跡が聖書に記されているように、御霊による祈りには、神の超自然的な介入(かいにゅう)をもたらす天的な力があります。

JAGでは、次なるステップとして、創立75周年(2024年)に向かい信徒総数2万人を祈りの課題として掲げ、記念事業であるJAG本部の施設建て替え計画を準備中です。新しい年も人知を越えた神の御手(みて)を動かす信仰と御霊による祈りによって、偉大な神に信頼をおく年として共に一つになって(BE ONE)歩みましょう。

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