月刊アッセンブリーNews 2018年4月号

Easter Message 「復活のキリスト」

久保田 寛 (寝屋川福音キリスト教会)

その計画とは、あなたがたの内におられるキリスト、
栄光の希望です。
コロサイ 1章27節

イースターの時期になりますと、北欧(ほくおう)に旅した十数年前、現地の人が「北欧の冬は陰鬱(いんうつ)で、心の病を発症する者が多く出る」と言っていたことを思い出します。 復活祭がなぜ「イースター」なのかですが、古代の北ヨーロッパでは「エオストレ」という名の春の女神が崇拝(すうはい)されていて、その北欧にキリスト教が伝播(でんぱ)されていく中で、北欧特有の陰鬱な冬が終わって草木が芽を出す春を象徴(しょうちょう)するこの女神の名が、キリストの死からのよみがえりを祝う復活祭に相応(ふさわ)しいということなり、それで復活祭がドイツ語で「オースタン」、英語で「イースター」と呼称(こしょう)されるようになったそうです。

キリストの復活は史的事実ですが、では復活されたキリストは今どこにおられるのかと言いますと、父なる神の御座(みざ)の右に着座しておられます。

「神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ」(エフェソ1:20)たのです。

そのキリストは将来、「生ける者と死にたる者とを審(さば)」(使徒信条)くために地上に降(くだ)って来られます。ではその間、私たち信徒はキリストと離ればなれなのでしょうか。そうではありません。キリストは私たち個々の信者のうちに住んでくださっているのです。

「その計画とは、あなたがたの内におられるキリスト、栄光の希望です」(コロサイ1:27)。

神の御座の右におられる筈(はず)のキリストがどうやって信者の「内におられる」のか。厳密に言えば、信者に内住しているのは神の第三位格である聖霊です。でも、父と御子(みこ)と御霊(みたま)とは専門用 語でいうところの「相互内在」の関係にあります。つまり、御子は御霊において、私たち信者の「内に」現に「おられる」のです。

復活のキリストは遠くから私たち信徒を叱咤激励(しったげきれい)するのではなく、私たちの内に住んで苦楽を共にしつつ、どんな時にも内側から助け支え導いてくださる主なのです。(聖書は新共同訳です)