月刊アッセンブリーNews 2018年3月号

春は必ず訪れる

阿部 栄子 (アッセンブリー平塚キリスト伝道所)

私は北海道生まれの道産子(どさんこ)です。この季節になると思い出すことは、雪も解けだし、白一色だった地面から、緑の草やフキノトウが顔を覗(のぞ)かせることです。北海道にも春が来た、と感じる瞬間(しゅんかん)です。ところが3月末、遅いときは4月初め、せっかく雪も解け、春を感じつつある日に、突然の猛吹雪(もうふぶき)に地面が真っ白くなり、まるで冬に逆戻りしたのではと錯覚(さっかく)するようなことがあります。けれどもそれは冬に戻ったのではなく、冬将軍の最後の大暴れなのです。その後、待ちに待った、花が一斉(いっせい)に咲き乱れる本格的な春がやってきます。

私たちの人生にも、長い間祈り、願っていたことがやっと動き出し、「もうすぐ答えが……」と思ったとたん、冬将軍の最後の大暴れのような、祈りの答えとは全く真逆(まぎゃく)な、がっかりするようなことが突如(とつじょ)として起こることがないでしょうか?

でもどうぞ、がっかりしないでください。気落ちしないでください。あともう少しの忍耐です。あともう少しの祈りです。

たとえ冬将軍が最後の大暴れをしても、必ずその後に暖かい春が来るのです。夜明け前が一番暗い時ですが、どんなに暗い夜明けでも、その暗さを打ち破る朝日が昇ります。厳しいところを一時通るかもしれませんが、必ず祈りの答えを見ることができると信じ、必ず来る春の日を待ちましょう。

雅歌(がか)2章11、12節には、「ほら、冬は過ぎ去り、大雨も通り過ぎて行った。地には花が咲き乱れ、歌の季節がやって来た。山鳩(やまばと)の声が、私たちの国に聞こえる。」と記されています。

聖歌総合版710(聖歌652)番「原に若草が」にも、
「♪原に若草が青くもえだすと
雪どけの水が高く音立てる
私たちも春の喜びを歌おう
春をつくられた神様を歌おう」
と歌われています。  (C)中田羽後 (聖歌の友社)

厳しい冬を過ごしたからこそ、雪解けの春は待ち遠しく嬉(うれ)しいものです。どうぞ、あきらめず忍耐をもって祈りの答えと、問題の解決を待ち望みましょう。必ず春は訪れます。私もこの春、懐(なつ)かしい北海道の春を思い出しながら、春を創られた神様をほめたたえたいと思います。