<巻頭メッセージ>
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月刊アッセンブリー誌は、毎月1度、JAGから発行されているニュースです。ご関心のある方は、どうぞ一度ご覧ください。
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<INDEX>
- 紹介 ろう者伝道部 ろう者伝道部部員・五島靖子(松山キリスト教会)
- アートから読み解く信仰 NO.5「善きサマリヤ人」
-町田俊之(バイブル&アートミニストリーズ代表/単立・富士見聖書教会) - 一つになって 伝道所のために祈ろう12
・大垣神愛キリスト伝道所 小林章弘・恵子
・富士宮栄光キリスト伝道所 萩原清・清子 - 全国の教会学校を訪ねて
・ノアノア・キッズ・アート(あすみが丘福音キリスト教会)
・子ども食堂(大津キリスト教会) - 教区聖会レポート
・北海道教区 ・関東北東教区 ・関東南西教区 - 引退教師(3/31付け)[1]
・安斎来・供栄先生
・内川寿造先生 - JAGの動き 6
- 中央聖書神学校(CBC)掲示板
教会だからこそできること
/教育局長・企画室長・野口 一郎 (大津キリスト教会)
「私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父(みちち)および御子(みこ)イエス・キリストとの交わりです。」(I ヨハネ1章3節)
一人で暮らす人が増えています。
7人に1人が一人で暮らしており、単身世帯は全世帯数の中で最も多く、3割超と言われています。今後もこの傾向は続き、一人で暮らす期間も長くなると考えられています。
TwitterやFacebookなどSNSも有益ですが、十分ではありません。そのためでしょう、つながりを目的とした活動や行事も多く、居場所作りに取り組む団体も様々あります。誰(だれ)もが親しく信頼できるつながりを求めています。
この状況で、私たち教会には可能性があります。
教会は、年齢(ねんれい)や立場や文化が違う人たちが定期的に集まります。初めての人を歓迎(かんげい)できます。食事をいっしょにし、喜ぶ人をお祝いし、悩(なや)む人とは涙(なみだ)をともにします。
子どもたちは親以外の大人たちに見守られ、高齢の方には「教養(きょうよう:今日、用がある)」と「教育(きょういく:今日、行くところがある)」の場です。顔を合わせることができなくても、お互(たが)いを思い起こし、祈ります。教会にとって当たり前のことは、実は人々が求めていることです。
さらに、教会でなければできないことがあります。それはすべての人にとって最も必要である、神と人とのつながりの回復です。
愛と信頼の関係を求めているのに、そこで傷つく人が何と多いことでしょう。しかもその人たちには原因がわかりません。教会は、罪こそ、その原因だと知らせることができます。そして、神がその人を限りなく愛してくださっていること、キリストが罪から救い、聖霊が心を変えてくださることを伝えることができます。教会が祈るとき、神との関係が回復し、人との関係が根本的にいやされ、人生が建て直されます。私たちだけがこの福音を伝えることができるのです。
どんなに小さく見えても、私たち教会はとてつもなく大きな影響(えいきょう)をこの世に与えることができます。なぜなら、教会にはキリストが満ち満ちておられるからです。