<巻頭メッセージ>
「絶えざる前進」 ~Ever Onward in the Spirit!~
土屋 潔 Kiyoshi Tsuchiya
教団理事長・アッセンブリー新潟キリスト教会(新潟県)
<INDEX>
- 価値観 第6回 世の中 vs 神の国
「神の愛の安息」
上田 努 シャロンキリスト教会(熊本県)
- 教団総会報告2023
・2023年度 教団年間計画表
・2023年度 教団人事
- 中央聖書神学校(CBC)掲示板
- 深まり広がるペンテコステの恵み⓳
主の大いなる恵みに支えられて 岡崎神召教会員
- 召天 長澤 忠雄師 宣教の使徒
力丸嗣夫 (引退教師)
「絶えざる前進」 ~Ever Onward in the Spirit!~』
土屋 潔 Kiyoshi Tsuchiya
教団理事長・アッセンブリー新潟キリスト教会(新潟県)
2023年を迎えることができましたことを心より寿(ことほ)ぎます。
一般企業では仕事始めの時に、普段意識していない社是(しゃぜ)からの訓示があります。その上で企業理念の原点を自覚しつつ、1年間を走りだします。
では本教団の社是[理念]は何でしょうか。1949年に13教会が集まり、聖霊の導きにより東京滝野川の神召キリスト教会で創立総会を開き、創立宣言がなされました。現在、16項目から成る「基本的真理に関する宣言」を基にして200を超える教会が有機的なキリストの体として、主イエスの再臨を意識しつつ、一致して国内外へと福音宣教の業(わざ)を果たそうとしています。
Covid-19による社会的不安は3年目にも及んでおり、アフターコロナ化になりつつも、未だに教会[組織、運営]もその不安に左右されています。しかしその一方で、新しい宣教の視点が備えられてきました。例えば、礼拝の構成のスモール化(セル等)と分散化、IT活用によるオンライン配信等を挙げることができます。
更には、海外から日本への熱い期待も感じます。私は昨年、海外の大会に理事長として参加する機会が三度あり、そこで、多くの国のクリスチャン及び、伝道責任者が「日本のために毎週祈っています」「未だ見ぬ国ですが、日本の宣教のために準備をしています」と話しかけてこられました。これは彼らの個人的な思いではなく、神の思いのゆえと計ります。
Covid-19は私たちの信仰と霊的視野の狭小化(きょうしょうか)をもたらしたかも知れませんが、この状況も神の[消極的]許容下にあるとすれば、私たちは積極的にみ旨として捉(とら)えて、あらゆるところに、そしてあらゆる形で福音宣教の業に邁進(まいしん)しようではありませんか。加えて、聖霊が注がれた初代教会[エルサレム]の120名の一致した祈りこそが現代へと繋(つな)がっているわけですので、今こそ教会が祈りの松明(たいまつ)を掲(かか)げようではありませんか。
最後に、私の尊敬する伝道者が語ってくださったことを思い起こします。「神が一番願う伝道をすればいい。そうすれば、全ては与えられる!」
よき一年となりますようにと祈ります。
「彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。」
(使徒4:31 2023年度教団聖句)