『祈りによって

 前進しよう』

新・祈りのコラム(12)

月刊アッセンブリーNEWS  2015年 4月号

多摩ヒルサイドチャーチ伝道所

峯岸邦子
Kuniko Minegishi

祈りによって前進しよう

 「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」(エペソ人への手紙6章18節)

 これは今年、教会に掲げた標語と聖句です。教会も信徒も祈りによって前進する一年としたいと願います。

 この小さな者が天地万物を造られた創造主に向かって「アバ父よ」と祈る者とされている事にただただ感謝である。

 イエス様は父なる神に「アバ父」と祈られた。私達、信仰者はイエス様が祈りの見本を見せてくれているので、イエス様が祈ったように祈れば良いのだと知らされる。

 イエス様は公生涯の中で祈りを大切にされていた。疲れた時、弟子を選ぶ時、そして十字架を前にして苦しい祈りをされた。私たちはイエス様のようには祈れなくても似た祈りをしている。疲れた時、大切な事を決める時、苦しい時に神の前に出て祈る。御霊は深いうめきをもって執り成してくれて疲れが取れ、前へと進む力をくれる。祈りは神が生きておられる事を実感する事が出来る。何と感謝なのだろう。

 私たちには、すでに死から勝利をされたイエス様という祈りの見本が示されている。

 だから、希望を持つ事が出来る。イエス様が祈られたから私も祈ろうと。聖霊は私たちを励まし、祈りへと気持ちを向けさせてくださる。イエス様こそ希望の神。このイエス様に倣ならって益々祈って行く者となりたい。

 「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」(へブル人への手紙12章2節)

 この御言のようにイエス様から目を離さないで、祈って行きたい。