あなたの「ペンテコステ」は?
杉浦友信 (相模原神召教会)
今年もペンテコステの日を迎えます。勿論(もちろん)最初のペンテコステは、使徒2章にあるように、祈り求めていた弟子たちの上に聖霊が注がれて、教会が誕生し、宣教の業が始まったという出来事です。これは正に「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、・・・地の果てにまで、私の証人となります。」(使徒1:8) という神の約束の成就(じょうじゅ)でした。
実はそれ以後も歴史の中で、「聖霊が著しく注がれて神の御業(みわざ)が大きく前進する」といったペンテコステが繰り返されてきました。近年では1901年に、アメリカのカンザス州トぺカの町で起こった出来事が特に有名です。
--聖書に約束されていたペンテコステの恵みを体験すべく、聖書学校において祈祷会が持たれました。その時に彼らは次々に異言の伴う聖霊のバプテスマを受け、ペンテコステの体験をします。燃え上がったその炎が、アメリカ全土へ、さらに諸外国へと燎原(りょうげん)の火のごとく、瞬(またた)く間に燃え広がっていったのです。
各地において、ペンテコステの集会が盛んに行われました。ある所では、毎日毎晩、深夜まで、3年間も集会が続きました。その集会に出席して恵まれたクリスチャンが、その恵みを携(たずさ)えて行き、その先々にペンテコステの炎が燃え広がって行ったのです。やがてこの火は日本に伝わり、私たちのアッセンブリーの誕生を見ます。--
私は高校生の時に初めて教会に行き、イエス・キリストを信じてクリスチャンになりました。信仰生活を始めるとすぐに、自らの力のなさ、弱さを痛感しました。「もっと神様に従っていきたい。もっと神様の為にご奉仕をしたい」と祈りました。そのような時、聖霊の恵みを知りました。初めて参加した全国聖会で、一生懸命に祈り求めて、聖霊のバプテスマを体験しました。その日から私の信仰生活、奉仕は変わりました。いつでも、どんな奉仕でも、力強く、喜びをもって出来るようになったのです。あれから50年近くなりますが、今まで主に従い続けて来ることが出来たのは、あの時ペンテコステの恵みに与(あずか)り、それが今も続いているからです。
あなたはペンテコステの恵みを体験していますか? 神様の約束ですから求めてこの恵みに与りましょう。そしていよいよ神様を愛し、神様の証人となろうではありませんか。