栄養士から見た心と体の健康 Vol.2

食べ物 今昔物語

イエス様は
  何を食べていたの?~
 
 栄養士から見た

 心と体の健康 Vol.2

月刊アッセンブリーNEWS 2014年4月1日号より

汐澤美紀 Miki Shiozawa
八王子シャロン教会


 

「・・・あらゆる種類の・・・動物・・・がいた。『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい』という声が聞こえた。」
(使徒10:12、13)


 聖書には、今現在も私たちの健康を保つ食のヒントが隠されています。イエス様の時代の食べ物から健康のヒントを探ってみましょう。
 イエス様の生活環境は、私たちと大きな違いがあります。それは旧約聖書の食物規定に従っていたということ。この規定は、神様が人々を健康に育(はぐく)むための理にかなったもので、これに従っていくと食中毒に罹(かか)りにくく、栄養バランスが良いものを摂取することが出来るのです。
 例えば、この当時に食べられていた肉は脂肪を神様に捧げたもの、つまり脂肪が少ない肉を食べていました。さらに、私たちの食環境は肉が豊富にありますが、イエス様の時代は、肉は滅多に食べられない高級食材だったのです。それでは、その時代のタンパク源として何が食べられていたかといいますと、主に魚や豆でした。イスラエルは海もあるし、湖もあって魚が豊富な土地柄でした。魚でタンパク質は取れるし、しかも良質の脂肪も適度に摂取でき、きれいな海や湖で育ったので汚染されていない最高のものでした。
 穀物も今と違い過度に精製さていませんでした。食物繊維も多く、ミネラルもたくさん摂取することが出来ました。しかし、難点は、固いため何回も噛(か)まなければならなかったのです。でも、これが脳の刺激や歯、顎(あご)の運動となり、少ない量でも満腹感が得られます。この時代、食の環境は、良質の油やタンパク質、ミネラルや食物繊維の多い、適度な脂肪の食事になるということです。
 ここまで来ると分かりますね。私たちは脂肪が多く、ミネラルの少ない食環境の下にさらされているのです。規定がないので、肉は脂身まで食べられますし、調理法も揚げもの・・・。これが高カロリー高脂肪の元となります。例えば、鱈(たら)80gで62カロリーですが、これがフライになると約3倍もアップしてしまうのです。恐るべし揚げ物。食べてもいいのですが、カロリーを取り過ぎないように、食べる頻度を少なくするとか、衣を多少はがすことでカロリーを抑えましょう。このように現代は知恵を使ってカロリーを抑え、食べ物を選び、バランスの良い食事を意識して選ばなければならないのです。


 キリストは律法から私たちを解き放ち、選ぶことが出来る環境に置いてくださっています。だからこそ、神の宮である私たちの身体を健康に保つために、良いものを選んでいくという事を主は、信頼を持って私たちに任せてくださっているのです。イエス様の期待に応答して行こうではありませんか!