栄養士から見た心と体の健康 Vol.9

医療凝(ギョウ)界[業界]では
乳[New]な話!?

凝乳(ぎょうにゅう)[チーズ]は実は ダイエット食品だった!!
腸内改善、美肌効果に 精神安定イライラ解消!

 栄養士から見た

 心と体の健康 Vol.9

月刊アッセンブリーNEWS 2016年7月1日号より

汐澤美紀
 Miki Shiozawa
八王子シャロン教会

 


「それからアブラハムは、凝乳と牛乳と、それに、料理した子牛を持って来て、彼らの前に供えた。彼は、木の下で彼らに給仕をしていた。こうして彼らは食べた。」

(創世記18:8)

 創世記に記されている食べ物、『凝乳』はチーズまたはどろりとしたヨーグルトの事を指しています。聖書にもその記述があるように、人類が最初に口にした発酵食品の一つは乳製品と言われています。
 「白い肉」と言われるチーズはおよそ紀元前6千年頃から食べられていて、羊などの胃袋で作った水筒で動物の乳を運んでいたらチーズが出来ていたのが始まりという民話もあり、発祥(はっしょう)の地はメソポタミアと言われています。メソポタミアと言えばアブラハムの故郷ですから、彼にとってチーズは親しんだ食べ物だったでしょう。この聖句の場面ではアブラハムはその時代の豪華な料理や乾酪(かんらく)[チーズ]をもって主と御使いをもてなし、この尊い方々に歓楽(かんらく)して[喜び楽しんで]頂きたいと思ったのかもしれませんね。
 日本でのチーズの歴史は7世紀の飛鳥時代です。
 「蘇(そ)」という乳製品が作られ、その後「蘇」を発酵させた「醍醐(だいご)]」が出来ました。しかし政権が貴族から武家に移りはじめ、牛は乳を絞るより農耕や軍役に用いられるようになり、次第に「蘇」「醍醐」は作られなくなったのです。その後、本格的にチーズを作り出したのはずっと後の1875 年、明治からだと言われています。
 さて、乳酸発酵の乳製品と言えば代表はヨーグルトですが、チーズも乳酸発酵した発酵食品。乳酸に加え、チーズを熟成させるために酵素が用いられます。チーズは脂肪量も多くダイエットに良くないのではないかと思ってしまいますが、最新の研究データによるとチーズに含まれる豊富なカルシウムとビタミンB2によって体重減少に効果があるということが分かりました。
 チーズを適量食べながらダイエットをしたほうが1.5倍も体重が減少するのです! チーズはカルシウムが豊富に含まれています。チーズの中ではパルメザンチーズがカルシウム量が一番多く、牛乳のカルシウム量の12倍にもなります。このカルシウムによって脂肪の吸収が抑えられるのです。それ以外にもカルシウムにはマグネシウムと(2:1)の割合になれば神経を安定させイライラを解消する効果もあります。
 脂肪の代謝を促すビタミンB2も牛乳の4.5倍も豊富。脂肪の吸収を防ぎ、脂肪の代謝を促すというダブル効果があるのです。ただし注意! チーズは最初に食べましょう! 最初に食べないとダイエット効果が非常に低くなります。また、チーズは高脂肪ですので、摂取するのは1 日30gぐらい(ベビーチーズ2個ぐらい)が良いでしょう。
 チーズを食べて脂肪減少、腸内改善、美肌効果、イライラ解消により、さらに身体も心も磨かれて麗しく主に仕えていきましょう!!