『激しい大雨の音がする』
昨年の九月、私はリバイバルを体験するためにアメリカ(ペンサコーラのブランズビルアッセンブリーチャーチ)と韓国を訪問致しました。私は聖霊の圧倒的な能力(ちから)を霊と心と身体で実感し、やがてこの日本にも聖霊の大リバイバルが起こることを改めて確信し祈りつづけております。
月刊アッセンブリーNEWS
1997年3月号掲載
月刊アッセンブリーNEWS 1989-1999に連載された「祈りのコラム」からいくつかピックアップして掲載。
あなたの祈りの生活に励ましを与える小品集です。
「激しい大雨の音がする」
エリヤはアハブに言いました。
「激しい大雨の音がする」(Ⅰ列王記18:41)と。三年以上もの間一滴の雨も降らずにかわききった大地、雲一つない青空の下でエリヤは「激しい大雨の音」を聞いたのです。
今や世界の各地からけリバイバルの大雨の音が聞こえてきます。また、国内のいろいろな教会にも「手のひらほどの雲」が現れはじめてリバイバルの様相を見ています。
更にこの国の霊的状況の空は濃い雲と風で暗くなってきています。やがて激しい大雨となるでしょう。
エリヤは「激しい大雨の音」を聞き、また「手のひらほどの雲」を見ながら祈りはじめたのです。「地にひざまずき自分の顔をひざの間にうずめた」のです。この祈りの姿勢は、
第一に「信仰の祈り」を表しています。神の御旨を堅く信じて祈ることです。
第二に「謙遜の祈り」を示しています。神の恵みによって生かされ、立てられている事を自覚して祈る祈りです。
また、第三は「自己犠牲の祈り」を教えています。
この祈りは「産みの苦しみ」です。神のわざが現れるまで執拗に祈ることです。「エリヤは私たちと同じような人でしたが…再び祈ると天は雨を降らせ地は実を実らせました」(ヤコブ5:17~18)とあります。私たちもエリヤの祈りから学びつつ「信仰とへりくだり」をもって大雨が降るまで祈りによる「産みの苦しみ」をして行きましょう。
祈りのないところにリバイバルは決して起こりません。ペンサコーラのリバイバルも二千人の教会員が二年間毎日曜の夜中まで祈り続けた結果でした。韓国のリバイバルも祈りによって今なお継続しているのです。あなたの祈りがあなたの教会にリバイバルをもたらすのです。
「しばらくすると…やがて激しい大雨となった」(Ⅰ列王18:45)
《執筆者》
柿崎 昭司
横須賀キリスト教会 牧師
2016年11月召天