「祈りと伝道」

 家庭を開放し、祈りと伝道に励む婦人たちが起こされてきた。ニ人の姉妹は毎週土曜日、朝食を献げて析り会を始めた。間もなくご主人が個人的に教会に来られ、キリストを信じて救われた。続いて家族の方々が礼拝に導かれている。また知人にも声をかけ、祈り会に加わった時には証し伝道をしているのである。

月刊アッセンブリーNEWS
1994年5月号掲載

月刊アッセンブリーNEWS 1989-1999に連載された「祈りのコラム」からいくつかピックアップして掲載。
あなたの祈りの生活に励ましを与える小品集です。

「祈りと伝道」

 K姉はご両親の救いのために月に一度家庭集会を行っている。最初は「なんで教会の先生が毎月来るんだ。」と言っていたそうだが、今はみ言葉を受け入れ、変えられている。受洗を目標に、姉妹は七・七の祈りを続けている。これは一つの課題のために毎月七日間朝食を献げ、それを七ヵ月続けて祈るやり方である。両親だけでなく、地域の子供たちのために、昨年から毎週月曜日の午後「にこにここども会」を始めている。

 「ふたりは、主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と言った。そして、彼とその家の者全部に主のことばを語った。』
 (使徒16:31~32)

 婦人たちは家庭で祈り、約東を信じているだけでなく、主のことばを語る心構えをしている。祈りは最優先されるものであり、絶えず祈るように勧められている。祈りと信仰によって主のみ業を体験することができる。しかし、「御霊による収穫」のためには、み言葉の種蒔きが必要だと思う。祈って語ることをしてゆきたい。伝道するために祈って備えるのである。

 私たちも七・七の祈りをしながら、今年は出て行って種蒔きをしようとしている。山形から北に一時間の所に尾花沢市があるが、そこで伝道する計画である。黒人の宣教師が以前おられたようだが教会は一つも無い。昨年からトラクト配布をして、集会のできる場所を求めて祈っているところである。

 御霊によって祈り、伝道し、収穫の喜びで満たされる教会になって行こう。

 「万軍の主は仰せられる、これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである。」(ゼカリヤ4:6)

《執筆者》

布施 勉

山形神召キリスト教会

2021年3月 引退