Q.イエス・キリストを信じるとはどういうことですか?

《福音》恵みのおとずれ 2001年1月号

A. 「信仰は望んでいる事からを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」
ヘブル人への手紙11章1節

 復活されたイエス・キリストは、疑い深い弟子のトマスに「見すに信じる者は幸いです。」 (ヨハネの福音書20章29節) と言われましだ。では、イエス・キリストを救い主として信じるとはどのようなことでしょうか。イエス・キリストが私だちの罪のために死なれたことにより、私たちの罪がゆるされていること。そして、イエス・キリストは今も生きておられることを心から信じて告白することです。しかし、死人がよみがえったとか、信じるだけで救われるとかいうのは、信じていない人から見ると盲目的で愚かに見えるかもしれません。また、理性では納得できないことや、矛盾であると思うようなこともあるかもしれません。

 しかし聖書には次のように記されています。
 「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには神の力です。」
 コリント人への手紙第1  1章18節

 ここに私たちの信仰があるのです。そしてその信仰は、神様から与えられるものです。もし、イエス・キリストの十字架と復活を心から信じて告白するならば、感情とは関わりなく、あなたの中にイ工ス・キリストが住んでくださるのです。

 この信じる決断と告白がなければ、一歩も前に進んでいきません。イエス・キリストは、あなたの祈りに必ず耳を傾けてくださいます。そして確信を与えてくださいます。これは聖書の約束です。

 信じるためには、信じる対象、すなわちイ工ス・キリストのことをよく知らなければなりません。そのために、聖書を、特にイエス・キリストの生涯を語っている福音書を読むことをお勧めします。そうすれば、あなたは必ず生きておられるイエス・キリストにお会いすることができるでしょう。