被災状況下にある地域にある教会の現状と活動です。そこでなされる主の働きと物心両面の支援の働きのために、ぜひお祈りください。
(災害対策室)

川尻キリスト教会、シャロンキリスト教会 (上田努 師、上田恵美子師)より

8月5日(水)

八代(やつしろ)のシャロンキリスト教会へ、サマースクールに行きました。
今回のサマースクールは、震災後にも関わらず、多くの子どもたちが参加してくれました。全部で16人ほどだったと思います。
それだけ今の八代の子どもたちは居場所を必要としているのだと思いました。
ある保護者のお母さんからは、「八代はゆめタウンもイオンも閉まっていて、どこにも連れていけない。熊本市までは道が悪くて行けないし、そとは暑くて遊ばせられないし、困っていた」と言われ、求められていたことを感じました。

サマースクールのプログラムは、午前中は勉強、昼食前に聖書のみことばを語り、午後からは遊び、3時におやつで、その後にみんなで掃除をして4時に解散です。
午前中の勉強の時間、子どもたちは最初は勉強をしていましたが、次第に話し出したり、勉強をしなくなる子もいました。でも、私はいつもはそれを注意しますが、今回は注意しませんでした。久しぶりにいつもの子どもらしい生活に戻れて嬉しかったのだろうと思ったからです。

昼食前の聖書の時間、私は用意していたノートパソコンを持ってくるのを忘れるという大チョンボを犯しましたが、そこはベテラン。教会の紙芝居を使い、岩の上に建てた家と砂の上に建てた家のたとえ話から、イエス様を信じて生きていくことの大切さを語りました。

昼食は、本渡教会の中山先生からの支援物資の野菜を使ったカレーとサラダを出しました。子どもたちは大喜びで、何杯もおかわりしていました。
午後からの遊びは、本来は水遊びでしたが、水圧の低さから断念して、部屋遊びにしました。子どもたちはめいめいグループを作り、卓球やシール交換などを楽しんでいました。
何人かの子どもたちは外に遊びに行きました。シャロン教会は広い駐車場があるので、外でも遊べるのですが、この酷暑で10分と保たずに戻ってきました。

おやつの時間はかき氷を振る舞いました。地震直前の日曜日にかき氷パーティをしており、シロップがたくさん余っていたのです。
子どもたちはたくさんシロップを使い、「宇宙色」と名付けた黒っぽいかき氷を喜んで食べていました。また、スナック菓子も出しました。

最後にみんなで掃除をして、お迎えを待ちました。お迎えに来られた親御さんに、本渡教会と牛深教会からの野菜できゅうりとオクラのおひたしを作って渡しました。
今回のサマースクールは、私と妻だけでなく、シャロン教会の信徒、戦友の家永神学生、本渡教会の中山先生と信徒の高校生、そして、被害の少なかった家庭から2人のお母さんが助けてくれて行うことが出来ました。本当に感謝でした。

終わってから二組のご家族に、教会のシャワーをお貸しし、喜んでもらえました。
そして、急遽、何人かの子どもたちを、翌日の川尻のサマースクールに参加させることにして、二泊三日の川尻キャンプがスタートすることになりました。

何でそこまでするのかなと自分でも思いながら、こういうことかな、と思いました。
私は彼らを助けることで、31年前に被災を経験した自分(阪神淡路大震災で被災して苦しんでいた過去の自分)を助けようとしているのかもしれない、と。
そう話すと、戦友のCBC派遣の神学生は、この無茶なやり方に「そうなのかもしれませんね」と納得してくれました。
彼は、この支援と働きの中で、わたしにとっての戦友であり、すばらしいバディとなってくれています。

さて、その後、川尻に戻ってきたら、連れてきた子どもたちに恵美子先生が焼きそばを振る舞い、風呂に入れていました。
「僕は幸せだなぁ」そう思い、家に入りました。