「World AG Missions Prayer」(外部サイト)より翻訳
ウクライナとアケルダマ–
「血の地所」
Ukraine and Akel Dama
– the “Feild of Blood.”
ウクライナでの無実の命の喪失は悲劇的です。国連は、130人の子供を含む1766人以上の民間人が殺害されたと報告しています(注:4月11日の国連の報告では1842人となっています。また12日の一部報道によると、侵攻が始まってから約2万1千人の民間人が死亡した恐れがあるというマウリポリ市長の言葉を伝えています)。神学校の学部長は、他の多くの罪のない人々とともに殺されました。マリウポリ、キーウのブチャ、ハリコフ、ヘルソン、スミーなどの都市のような「血の地所」(人の血が流された場所)は、私たちの心に大きな苦痛と悲しみを引き起こすと同時に、怒り、復讐心、正義への要求、そして、どのようにしてこれらをやわらげることができるかという疑問が生じます。
❖ここで改めて、これまで掲載してきた「ウクライナの祈りの要請」(https://j-ag.org/notices/祈祷要請/)をご覧ください。
そして、これ以上 人命が失われないため、引き続き とり成し祈ってまいりましょう。
❖ウクライナと近隣国からの祈りの要請 2022/3/18 update
❖ウクライナのための祈り 2022/3/12update
❖ウクライナ戦争 – 緊急祈祷要請 2022/2/26
血の地所|The Field of Blood
今年のイースター週では、別の「血の地所」すなわち、ウクライナの殺戮の場に解決をもたらす希望を与える「血の地所」について心に留めます。イエスが十字架で死なれた直後、ユダは悔恨の念を抱き、「罪のない血」を裏切ったことを認め、銀貨30枚を大祭司と長老たちに返しました。彼らは最終的に、他所者(よそもの)を埋葬するために、 「血の地所」であるアケル・ダマと呼ばれる土地を購入しました。
そのとき、イエスを売ったユダは、イエスが罪に定められたのを知って後悔し、銀貨三十枚を、祭司長、長老たちに返して、「私は罪を犯した。罪のない人の血を売ったりして」と言った。しかし、彼らは、「私たちの知ったことか。自分で始末することだ」と言った。それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。そして、外に出て行って、首をつった。祭司長たちは銀貨を取って、「これを神殿の金庫に入れるのはよくない。血の代価だから」と言った。 彼らは相談して、その金で陶器師の畑を買い、旅人たちの墓地にした。 それで、その畑は、今でも血の畑と呼ばれている。(マタイ27:3-8)
このことが、エルサレムの住民全部に知れて、その地所は彼らの国語でアケルダマ、すなわち『血の地所』と呼ばれるようになった。(使徒1:19)
「アケル・ダマ」は、イエスの犠牲が、旧約聖書において神が贖罪と正義を要求された「罪のない血の罪」の宥(なだ)めであったことを思い起こさせます。したがって、とりなし手は、イエス・キリストの血が霊的な自由をもたらし、その土地を呪いから解放するように嘆願し、天の法廷において彼らに代わって訴えかけることができます。ユダヤ人はその「血のお金」で土地を購入しましたが、今やイエスの血は全人類の救いを贖い、都市や国を覆い、邪悪な者から保護することができます。
イエスの血は、地から叫ぶアベルの血(罪なき血)に対する神の正義をなだめることができます。
さらに、新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る注ぎかけの血に近づいています。(ヘブル12:24)
神が、無実の血から生じる呪いを覆し、そのような喪失の犠牲者であるすべての人々に神の平和と祝福と慰めをもたらしてくださるように、これらのそれぞれの都市のために祈りましょう。
立ち止まって祈る|Pause and Pray
親愛なる主イエス様、
あなたが罪なき血を流して下さった十字架の犠牲に感謝します。
あなたは、罪なき血を流したことを認めたユダに裏切られました。
十字架上のあなたの犠牲が「罪なき血」を流した罪を贖われたことに感謝します。
それゆえ、私たちはウクライナ戦争における民間人の無実の血の罪を携えて行きます(訳注:主の前に無実の血の罪のためのとりなしを行う)。 私たちは、この犯罪の結果として苦しんでいる家族のために祈ります。
私たちは、イエス・キリストの血によって、この無実の血の罪のため祈り、覆います。私たちは、最初に流された無実の血は、アベルの血であり、その血は地から叫んでいることを知っています。私たちはイエス様に感謝します。なぜなら、正義を求める叫びをなだめることができるのは、あなたの血だけだからです。
私たちは、その土地が呪われないように祈ります。
これ以上犠牲者が出ないように、民間人と罪のない人々の命を守ってくださるよう祈ります。
私たちは、ウクライナでの戦争を止めるため、詩篇46篇9-11節にある約束を国々に対して話します。
「主は地の果てまでも戦いをやめさせ、弓をへし折り、槍を断ち切り、戦車を火で焼かれた。『やめよ。わたしこそ神であることを知れ。わたしは国々の間であがめられ、地の上であがめられる。』万軍の主はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。」
イエス様の尊い御名によって祈ります。 アーメン。