巻頭言|月刊アッセンブリー2007年12月号

「よきおとずれ」

玉川 有美子 (堺キリスト教会)

「今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった」(ルカ2:11)

海外のニュースがいち早く伝わる時代になりました。地球の裏側で起きた出来事が、家族の中で起きている出来事よりも早く伝わることもあるという、笑えるような、笑えない時代となりました。早い情報、膨大な情報が届く中で、価値のある情報を見極めることがたいへんな時代になりました。
二千年前のこと、ユダヤ地方で夜通し羊の群れの番をしていた羊飼いたちに、主の天使が近づき、彼らを照らし、「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそメシアである」と語りました。天使はイエスさまが誕生したことを「大きな喜び」として継げたのです。なぜなら、イエスさまはメシア(キリスト)として、全ての人を罪から救うお方として生まれられたからです。羊飼いたちはこの言葉を自分たちに必要な、価値ある知らせとして受け止め、すぐに確かめに行きました。そしてメシアを見いだしたのです。
私たちが生きている時代は常に混迷の中にあります。2001年9月11日、米国で同時多発テロが起き、世界を震撼させました。このような時代にあっても聖書は「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそメシアである」と語っています。イエス・キリストの誕生は「よきおとずれ」なのです。神はイエス・キリストを通して、御自身を現してくださいました。神は善いお方です。目には見えませんが、常に善いことをしてくださっています。それは人を通して現れます。あるいは絶妙なタイミングで現れます。イエス・キリストを信じるなら、そのことが垣間見えるようになります。それは「大きな喜び」です。