月刊アッセンブリー|巻頭メッセージ 2009年11月

神の御心は一つとなること

中山規夫 (北海道教区長/岩見沢神召キリスト教会)

 地上で最も固い物質と言えばダイアモンドです。その価値は4Cの要素で決まります。カラット(重さ)、カラー(色)、クライティー(透明度)、カット(プロポーション)です。重く、無色透明で不純物が少なく、形の整ったものが一番価値あるものとされます。しかしその成分は石墨と同じ炭素からできています。ただの炭素に過ぎないのですが、硬度十に固められると最も価値のある物質に変わります。私たちの家族も変わりました。

ちょうど一年前の十一月、妻が脳腫瘍摘出の手術を受けました。その数年前から歩行の際に平衡感覚が保ち難くなり、ゆっくり歩くようになっていました。妻は更年期障害と受け止め、体を労(いたわ)りつつ乗り越えようとしていました。一方、私は妻の気力不足が原因ではないかと思い、妻を奮い立たせようとしていたので、互いに歯車がかみ合わなくなっていました。脳腫瘍だとは二人とも気づかなかったのです。七時間の手術は無事に終わりました。手術後、妻はベッドの上で目を輝かせながら「今、天使を見た」と言いました。摘出された腫瘍は良性でした。私は胸をなでおろしました。この出来事を通して私は妻のことばにもっと耳を傾けようと志を新たにしました。妻も健康体となり、元の状態に戻りました。そして平安を取り戻し、家族の心も通い合うようになりました。

「平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい」

一つとなること、それが神の御心です。神の御心と現実とのギャップは神が埋めて下さいます。ギデオンは三万二千人でミデヤンと戦おうとしていました。しかし、神はわずか三百人に戦いの準備をさせました。その晩、ギデオンが敵の陣営に入って行くと、一人の男が夢の話をしていました。 「大麦の丸いパンがミデヤンの陣営に転がり込んできて天幕を倒してしまった。」するとそれを聞いていた仲間が言いました。「それはギデオンの剣だ。神がミデヤンを彼の手に渡されたのだ。」そしてその通りになりました。

私たちは一つとなって、神の御心が行われるように祈り励んでまいりましょう。

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