月刊アッセンブリー| 2010年9月号

あなたも立ち上がりませんか?

寺田文雄 (教団理事・南紀キリスト教会)

  自然界は収穫の秋を迎えようとしていますが、霊的な収穫の準備はいかがですか? 作物の収穫に人手がかかるように、霊的な収穫も同様です。私達の教団は「宣教力アップ」を掲げて進んでいますが、大切な二つの面があります。

第一は、伝道による救いの御業の拡大です。第二は、霊的幼子の育成です。救われた人々が霊的ケアーを受け、個人と教会が健全に成長する面です。

「日本の教会は、数年間でメンバーの多くが入れ替わる傾向がある」とのある調査機関の報告を聞き、衝撃を受けました。その原因を探ってみると、 ①消費型クリスチャン(色々な教会の礼拝や活動を楽しむだけの信仰者)の増加 ②卒クリ(信仰を習い事と同列に置き早々と卒業するタイプ)の増加 ③ジプシー型クリスチャン(あいまいな教会観の持ち主で教会を渡り歩く信仰者)の増加 ④移動型クリスチャン(転勤・転職・進学による移動族)の増加 ⑤牧会者の短期間の交代による教会の変化 などが考えられます。

先月、関西で二人の幼児がネグレクト(育児放棄)の犠牲になり命を失った事件が報道されました。二年前の調査では、育児放棄が一万五千件以上(全国児童相談所対応数)ありました。教会においても霊的なネグレクトが起こっていないでしょうか? 健康な家庭には愛情深い親の子育てが不可欠なように、健康な教会形成には霊的親の存在とマンツーマンによる霊的育成と弟子作りが必要です。皆さんは、霊的親の働きを牧師に任せ過ぎていませんか? 教会員全員が霊的親の心を持って赤ちゃんクリスチャンの育成に取り組むならば、より健康的な教会土壌が形成されることでしょう。

霊的幼子を育て弟子とするためにあなたも立ち上がりませんか? あなたを必要とする方々がいます。伝道と共に、霊的幼子をキリストの弟子へと育成することが急務であり、宣教力アップへの両輪です。

「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」(マタイの福音書28:19)