月刊アッセンブリー| 2010年12月号

闇に輝く光

平松慶次 (教団理事・和泉神愛キリスト教会)

 「すべての人を照すまことの光があって、世にきた。」(ヨハネ1:9)

聖書には、神の御子キリストは、人の子としてこの世に誕生された、と記してあります。

クリスマスは、この御子キリストの降誕である事は、歴史的事実として、多くの人々に知られていますが、それは表面的な理解で、真のクリスマスの意味を知っているとは言えません。

クリスマスの本当の意味は、聖書に詳しく記されています。聖書は、キリストの降誕について次のように記しています。

「彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである。」(マタイ1:21)

〝罪からの救い.これこそ、クリスマスの意味なのです。

人は、自らの心に潜む罪をどうすることも出来ずに苦しんでいます。この罪のために、人は自分で何をしているのか解らない状況に追いやられています。

今日、毎朝夕のニュースは、国内外を問わず悲惨な事件が多く報道されています。特に、幼い子どもたちの尊い命が奪われる事件や、小学生の自殺のニュースなどが報道される時、心は嘆きと呻(うめ)きでいっぱいになります。

今や幼い者から、老いたる者に至るまで、人々の心は、先の見えない闇に覆われて、前途が閉ざされてしまった状態です。

この罪の闇に対して、どのように光を照らす事ができるでしょうか。

キリストは、そのような人々の心の闇に対して、「真(まこと)の光」を照らすためにこられたのです。このキリストを信じて心に受け入れる時、罪の闇は砕かれ、その心は輝く光の満ちたところとなります。

クリスマスは、人間の歴史に起こった、神の奇跡的出来事なのです。そして、最高のクリスマスプレゼントは、神が私たちに、御子キリストを与えて下さったことです。

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。
それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)

今年も、闇を照らすまことの光であるキリストを信じて、心から、クリスマスをお祝い致しましょう。