月刊アッセンブリー| 2011年3月号

信仰の寒肥(かんごえ)

土屋 潔 (教団監事・アッセンブリー新潟キリスト教会)

 ここ新潟では三月までは雪

との付き合いが強いられます。しかし、この時期だからこそ、しておかなければならない野外作業もあるのです。特に花木などにとっては、この時期はとても重要なときです。それは「寒肥(かんごえ)」という花木に栄養を与える愛情作業です。12~2月という寒い時期にゆっくりと眠っている花木が、やがて春を迎えて豊かで香(かぐわ) しい花や実をならせるために、遅効性の有機肥料を大量に与えるものです。

しかも細い根などは大胆に切ってあげることで、やがてそこから新しく力強い新根が繁殖していくのです。

さて、私たちの教会ではこの冬眠したくなるような時期こそ信仰の寒肥どきと捉え、信仰の基本・原点を認識しつつ説教、特に年初に掲げた教会聖句、標語を一ヶ月以上にわたり、共に心を傾けるようにしております。

使徒行伝1:4「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい。」

初代教会の120名はキリストの指示によりエルサレムにとどまり、約束の実現を待ちました。先行き不透明な期間でしたが、その期間に信仰が見直され、確認されて、心を一つにして祈るという大事な花を咲かせたことで、教会誕生という実を得るに至ったのでした。これは信仰の寒肥がなされた証あかしではないでしょうか。私たちキリスト者は昨年以上に今年も再臨近しとして、すぐにでも大胆に行動を起こしたいのです。しかしこの信仰の寒肥、即ち聖霊によるところの現実を忌き避ひしない勇気(一致)、現実の中にでも希望を見る勇気(待望)、現実に命に与あずかろうとする勇気(証人)が重要ですし、まさに<教会>が求められているのです。それには先(ま)ずあなたが神の恵みのみ座に期待して、信じて座することから始まるのです。