月刊アッセンブリーNews 2012年7月号

遣わされ、宣べ伝えよう

吉原 博克 (フィリピン宣教師)

  「遣わされなくては、どうして宣べ伝えることができるでしょう。」(ロマ10:15)

フィリピンは雨季ただ中です。北ルソンの赤土は、雨季には、ねとねとの泥になります。各地で土砂崩れが起こり、橋の無い川を何度もじゃぶじゃぶ渡ってたどり着く村は、増水で訪問が困難になります。11月までのこの雨季、新たに購入された4WD車は、各地での働きに大活躍しています。ありがとうございます。

アジア太平洋神学校では先日、宣教師訓練講座(MTI) が開講され、禁教国を含む10か国以上、約20名の方々が6週間の訓練を受けました。最年長は80歳、ニュージーランド人のケン先生です。これから宣教師になるのだと熱心に学び、現地教会での実習もこなす熱意に、 誰もが励まされていました。

日本からの関本英樹宣教師訓練生夫妻も、MTI を終え、熱帯の盆地の街を舞台に2月までの訓練を続けています。全国聖会では、台湾やアメリカでも、新たな働きが拡大していると聞きました。まさに、 遣わされ、宣べ伝えていることが、実を結び続けているのです。

パウロは冒頭の聖句の前提として、「ユダヤ人とギリシヤ人との区別はありません。同じ主が、・・・・・主を呼び求めるすべての人に対して恵み深くあられるからです。」(ロマ10:12) と語っています。旧約聖書に精通しつつもキリストの意味に気づけずにいたユダヤ人は、スペイン時代からのキリスト教文化に生きつつもキリストに出会えずにいる、フィリピンの多くの人々に重なります。一方、同じフィリピンでも、先祖崇拝などの異教の中に生きる人々、拝金主義、物質主義、快楽主義に生きる人々は、ギリシャ人に重なります。否、 日本人の多くもまたギリシャ人なのかもしれません。日本人と外国人との区別もまた、 無いのでしょう。

海外伝道月間です。遣わされている海外宣教師は、さらに多くの人々が聞き、主に呼び求めることができるよう務めていきます。祈りと捧げものによって共に歩んでください。日本の皆様のためにもお祈りしています。

国内外を問わず、共に遣わされ、宣べ伝えていきましょう。