月刊アッセンブリーNews 2014年7月号

自由な時を主に捧げましょう

小林 章弘 (大垣神愛キリスト伝道所)

「涙とともに種を蒔(ま)く者は、喜び叫びながら刈り取ろう。」(詩篇126篇5節)

7月です。学生の皆さんは夏休みを迎えます。社会人も夏休みを過ごす機会が多くなります。そうしますと、自由な時間が普段より多くなりますね。

皆さんはそうした時の過ごし方を、何を基準に決定されるでしょうか?

さて、使徒の働き17章からパウロの時間の過ごし方をみてみましょう。これは彼の第2次伝道旅行の最中ですが、16節を見ると先にアテネに着いたパウロは、同行していたシラスとテモテを待つという、暫(しば)しの自由な時間がありました。

「町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを感じた」パウロは、この町でも真(まこと)の神を宣(の)べ伝える機会が与えられるようにとの祈り心を抱いて、この時を過ごしていたのではないでしょうか?

神はこの祈りに応えられて、パウロに22節以降の「アレオパゴスの説教」の機会を与えられました。ところが、この説教の成果は僅(わず)かな人々が救われたのみでした。

しかし、この説教が詳細に聖書に記録された背景には、神の深い御計画があるものと信じます。私自身、初めてこの箇所を読んだ時に大きな感動を覚えました。また古い話で恐縮ですが、世界的伝道者ビリー・グラハム師が、1980年に来日された折、大阪・日生球場での説教はこの箇所からでした。

さて、パウロは恐らく落胆して、次の宣教地コリントに赴きました。しかし、そこで、アクラとプリスキラ夫妻と出会うのです。

彼らは、この後、コリント、エペソ、ローマの各教会で忠実に仕える信徒となります。

アテネ伝道とこの夫妻との出会いには、直接の因果関係はありませんが、これはパウロがアテネでの自由な時間を主に捧げ、冒頭の詩篇の御言葉(みことば)にあるように「涙とともに種を蒔」いた結果、「喜び叫びながら刈り取」る事になったのではないでしょうか?

以前、あるメジャーミュージシャンとして活躍した伝道者を招いて2日間の伝道会を行いました。2日目の自由な時間を用いて、近くの大病院の難病の青年達の病棟を訪問し、熱烈な歓迎を受け、その後、毎週私が訪問して数名の青年が救われました。

皆さんの自由な時間を主にお捧げする時、主はその時を祝福して下さいます!