月刊アッセンブリーNews 2017年1月号

御霊による励ましと宣教の前進 ― 一つになって ―

寺田 文雄 (理事長・南紀キリスト教会)

愛読者の皆さま、新年おめでとうございます。

本年は、教団創立68周年そして宗教改革者ルターによる宗教改革500周年にあたります。教団が掲げる本年の標語は、表題の「御霊(みたま) による励ましと宣教の前進―一つになって―」です。 典拠の聖句は使徒の働き9章31節の「こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。」です。

『使徒の働き』は、2千年前のペンテコステの日に教会が誕生し、弟子たちが聖霊に満たされ復活の主を証(あかし) したことが記されています。彼らはペンテコステの力を受け大胆な信仰者へと変身しました。そして、様々な逆風と戦いながらも前進し、誕生間もない初代教会は成長し続けました。

その中に驚くような逆転ドラマが展開されます。それは、スポーツファンを歓喜させるような「まさかの一発逆転劇」のごとき出来事でした。使徒の働き9章は、主イエスと迫害者サウロ(後のパウロ)の間に起こった宣教史上まれにみる神による大逆転ドラマともいえることを記しています。それは、当時の教会の強烈な反対者が体験した生ける主との出会いでした。9章31節は、サウロへの神による天的な取り扱いと回心を締め括(くく) る言葉です。教会の迫害者であったサウロが宣教のトップリーダーに変えられました。劣勢にみえた当時の教会は、勇気百倍を得て宣教の前進を見たのです。その立役者はイエスご自身でした。まさに神による起死回生の大逆転でした。

天地の創造者である方がこの地にご自身の御業(みわざ) を現わされる時、宣教の御業が前進するのは今日も同じです。近年、中東諸国においてサウロの回心に似た不思議な救いの御業が広がりを見せています。現代の使徒の働きとも称され、イスラムの人々の間に証される奇跡的な回心に世界中の教会が驚かされます。中東で働かれる復活の主は、日本でも私たちと共に働かれています。

新しい年、聖霊による不思議としるしの伴う救いが日本の各地にも展開され、歴史が変わる年となることを期待し、心一つに主を祈り求めようではありませんか。