『主の祈り』のすばらしさ

新・祈りのコラム(4)

月刊アッセンブリーNEWS  2014年8月号

名護アッセンブリー伝道所

小渡よしあ
Yoshia Odo

『主の祈り』のすばらしさ

 今年は、主日礼拝において主の祈りをテーマにメッセージをしています。教会の毎週の礼拝で、毎日の祈りの中で『主の祈り』を身近な祈りとしていますが、私自身、改めて主の祈りを学ぶことによって、主の祈りのすばらしさを味わっています。

主の祈りは、神様の御名をたたえる賛美の告白から始まり、賛美で終わる祈り

 主の祈りは、神様の御名をたたえることを求める祈りから始まり、神様のご栄光をたたえる賛美で終わります。私たちの祈りは、主への賛美にあふれているでしょうか。願いごと中心の祈りになっていないだろうかと思うのです。賛美にあふれた祈りこそ、私たちの心とたましいにいやしや回復を与え、神様への感謝が生まれます。賛美に満たされたところに、いつも神様の栄光が現されるのです。

主の祈りは、神の国とその義を第一に求める祈り

 教会が置かれている地域に御国がきますようにと祈ることは大切です。沖縄の教会では『福音の島、沖縄』を目指して地域が変えられていくように祈り続けています。家庭、教育、経済、芸能、文化、政治、行政とあらゆる領域に主をお迎えし、神の国が、祈りを通して目に見える形で変えられることを本気で信じて祈っています。

主の祈りは、悔い改めへと導かれる祈り

 私たちは、様々な人間関係の中で毎日を過ごしています。でも、すべての人とよい関係を保つことは難しいことです。
私たちは、時として誰かを赦せない、さばいてしまうことがあります。そのような時、主の祈りで教えられている「私たちの負いめ(罪)をお赦しください」、と祈り、イエス様の十字架を見上げて赦しと愛、いやしを受け取らせて頂きたいのです。
 イエス様が教えてくださった主の祈りはすばらしい祈りのお手本です。さらに主との交わりを、親しく深めさせて頂きましょう。

主の祈り

天にまします我らの父よ。
願わくは御名(みな)をあがめさせたまえ。
御国(みくに)を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、
地にもなさせたまえ。
我らの日用(にちよう)の糧(かて)を
今日も与えたまえ。
我らに罪を犯すものを我らが赦(ゆる)すごとく、
我らの罪をも赦したまえ。
我らを試(こころ)みにあわせず、
悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄えとは、
限りなく汝(なんじ)のものなればなり。
アーメン。