『共に断食して
  祈る恵み』

新・祈りのコラム(5)

月刊アッセンブリーNEWS  2014年9月号

南紀キリスト教会

寺田文雄
Fumio Terada

共に断食して祈る恵み

 開拓から私たちの教会を支えてきた柱として、年2回の断食祈祷聖会をあげることができます。2泊3日の日程で、教会全体に呼びかけます。時期は年によって変わりますが、教会堂を利用し外部講師は招かず、自分達で準備します。費用はかからず、大変恵まれます。

 聖書には、以下のような時に神の民が断食して神に近づいたことが記されています。
・ 悲しみや心配がある時
・ 危険に近づく時
・ 公の災いの時
・ 国家的悔い改めの時
・ 神聖な任命をする時
・ 誘惑に打ち勝つため
・ 悪霊を追い出すため

 人々は、へりくだりと祈り、嘆きや告白をもって断食をしました。

 私達の教会が断食して祈る契機となったのは、最初の会堂用地を主に求めたことでした。その結果、古座川河口に会堂が与えられ、さらに、不妊症や背骨のいやし、リバイバルへの預言的励ましと受霊の恵みも加えられました。以来、断食祈祷聖会は32年間継続されています。共に断食し祈る時、聖霊の顕著な働きの中で悔い改め、満たし、霊的勝利と解放、ブレークスルーが起こります。家族と人々の救い、和解ときよめ、経済の打ち破り、病のいやし、受霊、霊的問題解決等が与えられます。

 昨年夏には、癌(がん) で余命一週間と診断された86歳の方が、病床でイエス様を信じました。教会員である孫の祈りとセルリーダーの導きで受洗され、医学的には絶望の状況で神の癒(いや)しを受け、年末には驚きの奇跡的退院を果たされました。今は元気な姿でセルや礼拝に来られ、主の恵みと奇跡を証されています。栄光を主に帰しつつ。